ロシア当局がかなり大掛かりなネットおよびSNSの規制に乗り出し、それが言論空間だけでなく庶民の日常生活にも影響するようになってきている。ロシアの政治情勢を読み解く上で、きわめて重要な要因になっていくだろう。そうした観点から、ロシアのネット・SNS事情の基礎的なところを確認できるレヴァダ・センターによるこちらの調査結果は、ぜひチェックしておきたいところである。
3月にレヴァダ・センターがロシア全土で18歳以上の回答者を対象に行った今回の調査結果によれば、ネットを日常的に利用しているという者は83%で、ここ1年は横這いだった。
SNSにアクセスする頻度は、ほぼ毎日が58%、週に数回が10%、週に一度以下が8%、まったくアクセスしないが24%、分からないが1%だった。
では、何にアクセスしているかという回答結果を時系列的に追ったのが、冒頭のグラフである。直近では、フコンタクチェ:53%、テレグラム:46%、TikTok:21%、Odnoklassniki:18%、YouTube:18%、RuTube:10%、インスタグラム:10%、Dzen:9%、Moy Mir:2%、フェイスブック:1%、X:1%となっている。
ロシア版フェイスブックと呼ばれることの多いフコンタクチェが、何しろ強い。テレグラムも強いが、絶賛規制中。YouTubeにも規制が入り、ロシア版の動画サイトRuTubeに誘導されている。先日、ある人の研究計画で、「Xを手掛かりにロシアの言論空間を解析する」といった構想があって、ダメダコリャ感を抱いたが、やはりロシアではXはほとんど存在感がない。
なお、同じくレヴァダ・センターによる3月のこちらの調査では、過去1か月で携帯からのネットアクセスに問題が生じたという者が77%、生じていないという者が19%、分からないが4%だった。
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