ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

ロシア・ウクライナ・ベラルーシを中心とした旧ソ連諸国の経済・政治情報をお届け

カテゴリ: ジョージア

 今まで存じ上げていなかったが、こちらのDanas je lep dan.というブログが、非常に深そうである。このブログの中で、グルジアという国名に関する考察が披露されており、それがとても深く鋭い。

グルジアのことは「ジョージア」ではなく「サカルトヴェロ」と呼ぼう

世界はサカルトヴェロを何と呼んでいるのか?――「グルジア/ジョージア」呼称問題のための資料

 当方にとっても、業務上、関係してくる可能性のある問題なので、ここにクリップしておきたい。

 とか何とか言いながら、このDanas je lep dan.というブログを拝見していたら、私のブログについてのコメントをいただいたりしていて、ビックリ。参考にさせていただきます。

 これだけ鋭く有益な内容なのだから、本名をお出しになったらいいのではないかと思ってしまうのだが、どうだろうか。


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20130921surkov

 以前こちらの記事で、本年5月に副首相・官房長官の座を去り、野に下っていたV.スルコフが、近くイノベーション的発展問題担当の大統領補佐官に就任する方向になったという報道を紹介した。ただ、本人はその報道を否定していた。そして、9月20日、V.プーチン大統領はスルコフを大統領補佐官に任命する大統領令に署名した。大統領報道官の説明によると、スルコフはイノベーション政策ではなく、グルジアからの独立を主張している未承認国家であるアブハジア、南オセチアとの関係を担当することになった。スルコフは9月21日が49回目の誕生日であり、その直前での任命となった。なお、これまで大統領府ではT.ゴリコヴァがアブハジアおよび南オセチア問題を担当していたが、同女史は9月20日に下院承認により会計検査院院長に就任することになった。


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 やや取り上げるのが遅くなってしまったが、10月4日、A.ルカシェンコ・ベラルーシ大統領が、グルジアの議会選挙結果を受け、グルジアのCIS復帰を働きかけていきたいと発言する場面があった。こちらのニュースが伝えている。

 これによると、ルカシェンコ大統領は国際テレビラジオ局「ミール」とのインタビューで、概略以下のように述べた。2013年には、おそらくミンスクでCISサミットが開催されることになる。したがって私は、何としてもグルジアのCIS復帰を働きかけていきたく、これは私の役割だ。ベラルーシはその方向で動く。グルジアを失うわけにはいかない。たとえ議会選でサアカシヴィリ派が勝ったとしても、いずれにしても来年にグルジアはサアカシビリの下でCISに復帰していたことだろう。ルカシェンコは以上のように述べた。


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 10月1日に投票が行われたグルジア議会選挙で、野党連合「グルジアの夢」の勝利が確実となり、これがロシアとの関係改善に繋がるという見方が広がっている。

 こちらのニュースによると、「グルジアの夢」のリーダーであるイヴァニシヴィリは、選挙の大勢判明を受け、グルジアは引き続きNATO加盟を希望するが、ロシアと友好的な関係を回復することも望んでおり、グルジアのNATO加盟はロシアにとっての危険とはならないということをロシアに説得したいと述べた。一方、D.メドヴェージェフ・ロシア首相も、「統一ロシア」(ロシアの政権与党で、メドヴェージェフ氏が党首)はロシアの主導的な政治勢力として、ロシア・グルジア関係の未来に関する対話に応じる用意がある、今般の選挙はグルジア国民が変化を望んでいることを裏付けた、とコメントした。ただし、両国関係改善の実際の見通しに関しては、専門家の間でも見方が分かれており、慎重な見方をする向きもある、とのことだ。


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 ロシアの支援の下、グルジアからの分離・独立をめざしている南オセチア共和国で、3月25日大統領選の投票が実施された。こちらのニュースなどによると、開票が行われた結果、南オセチアKGBの元長官レオニード・ティビロフが42.48%を得票し、1位となった。オンブズマンのダヴィド・サナコエフ氏が24.58%を得票して2位に着けた。この結果、この2候補による決選投票が、4月8日に行われることになった。投票率は70.28%だった。

 南オセチアの大統領選は、最初は2011年11月に行われ、その時は元教育相のアラ・ジオエヴァと非常事態相のアナトリー・ビリロフが決選に進出、決選では前者の当選が発表されたものの、選挙違反を理由に最高裁が選挙を無効と判断し、3月25日に再選挙が行われることになった。ジオエヴァとビリロフは再選挙には出馬しなかった。

 ロシアの北オセチア共和国の首長で、ロシア大統領の南オセチア問題の特使を務めているタイムラズ・マムスロフは、南オセチアは政治的危機を克服した、大統領選の候補者たちも市民の大多数もロシアとの関係強化で一致しているとして、第1回投票の結果を高く評価するコメントを出した。

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