
最近、ロシアのことが忙しくて、本ブログ/HPにベラルーシの記事をまったく書いていなかった。そこで、簡単な記事を1本。先日、あるところにベラルーシ情勢に関する文章を寄稿し、それ用にベラルーシの平均賃金と物価に関するグラフを作ったのに、スペースの都合で校正段階でカットせざるをえなかった。まあ大したグラフではないのだが、せっかく作ったのにボツというのもなんなので、ここに載せておく。
ベラルーシでは2010年12月に大統領選挙が行われたわけだが、それをにらみルカシェンコ政権は国民向けに「大盤振る舞い」を実施した。民営化の遅れたベラルーシでは、国民の賃金も国の政策で決まる度合いが強いわけだが、図に見るように、2010年に入ってから平均賃金が急激に上昇し、1年間で約1.6倍の賃上げが達成された。国民は、つかの間の消費ブームに酔った。
しかし、借金を重ね実力以上に背伸びした消費主導の高成長の反動で、2011年にベラルーシは経済危機に陥る。2011年3月に外貨不足から為替危機が始まり、5月と10月に大幅な通貨切り下げを余儀なくされた。一時は商店が空っぽになるなど、市民生活も大打撃を受けた。図に見るように、物価も1年間で2.1倍に上昇し、前年の賃上げがほぼフイになってしまった、というわけである。
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