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 こちらの記事が、ウクライナによる倉庫攻撃に苦しむワイルドベリーズ(WB)問題の余波について報じている。ワイルドベリーズからの売上金の支払いが滞っており、出店者たちを苦しめているという。記事の要点は以下のとおり。

 WBの出店者(セラー)が、販売済み商品の代金を長期間受け取れないとして、連邦政府に介入を求めた。マーケットプレイス販売者連盟は9月3日、ミシュスチン首相宛てに書簡を送り、政府による状況の監督、連邦反独占庁による調査、さらに税務当局に対して、支払い遅延によって生じた事業者の資金繰り悪化を考慮するよう求めている。

 問題になっているのは、7月27日~8月2日の1週間の販売代金。セラーは8月17日に出金申請を行い、本来なら8月26日までに受け取るはずだった。しかし、販売者連盟が約2,000の出店者を調査したところ、95.6%が代金を受け取っていないと回答。連盟は、この1週間分だけで約200億ルーブルに上ると推計している。

 WB側は、セラー向け決済システムへのDDoS攻撃によって処理が遅延していると弁明している。 セキュリティー上、攻撃を受けた際には一部の送金処理を一時停止するため、通常より出金に時間がかかっているのだという。ただし、「販売者の資金はすべて安全に保全されている」としており、資金がないから払えないわけでないと主張。

 ただし、実際には、支払い遅延はDDoS攻撃以前からかなり悪化していた。2026年5月の段階ですでにWBの販売者の76%が支払い遅延を経験していた。前年は30%だったので、急激な悪化となる。実際、67%の販売者は出金申請から14日後にようやく入金され、17.5%では21日を超えていた。8月には、本来の規定である5営業日に対し、実際には10~14日かかるのが普通になっていたとされる。現在では直近14日間の申請がすべて未処理だという関係者の証言もある。

 セラー側にとって問題なのは、単に入金が10日遅れたといったことではない。給与、税金、仕入れ、物流、広告費、借入金返済などは待ってくれない。したがって、いつ入金されるのか分からないこと自体が運転資金を直撃すると業界団体は訴えている。すでに支払い遅延の影響を受けたサプライヤーの15~20%程度が、新規出荷を減らすか一時停止している可能性がある。WBとの取引をやめようという積極的な判断ではなく、「売れば売るほど運転資金が足りなくなる」ための防衛措置である。これが長引けば、従業員への給与支払い遅延、セラーの離脱、Ozonなど他プラットフォームへの販売シフトにつながる可能性もある。


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