
こちらの記事が、中国のコンテナ船が北極海に面するロシア北西部のムルマンスク港に初入港したということを伝えている。注目されるのは、従来のNewNew Shippingのロシア側拠点がアルハンゲリスクだったのに対し、今回はムルマンスクが初めて北極海航路経由のコンテナ貨物を受け入れたと強調されている点だ。しかも貨物が「自動車部品500コンテナ」というのも、単なる試験航海ではなく、かなり実需色の強い輸送に見える。以下、記事を抄訳しておく。
中国から北極海航路を経由して、国際コンテナ航路NewNew Shipping Lineの船舶がムルマンスク港(ポルトヴィ・アリヤンス傘下)に入港した。同港がこのルートで輸送されたコンテナ貨物を受け入れるのは今回が初めてである。港湾荷役会社の広報部が明らかにした。
リリースによると、港では今回の入港に向け、以前から準備を進めてきた。2025年には、ポルトヴィ・アリヤンスの支援を受け、コンテナ取扱い専用ターミナルが整備された。港は変化する物流環境への適応を進めており、従来型の貨物に加えて新たな分野にも取り組み、荷主に提供できる選択肢を拡大している
同船はムルマンスクに、自動車部品を積載した500個のコンテナを運び込んだ。
ムルマンスク州のA.チビス知事は自身のSNSに、「500個のコンテナ、北極海航路経由の輸送――まさに1年弱前にNewNew Shipping Lineとの協定で合意したことだ。北極海航路を本格的に軌道に乗せ、ムルマンスクを輸送ハブとして発展させていく。約束どおりだ」とコメントした。
ポートニュース通信が以前報じたところによれば、中国の海運会社NewNew Shippingは、2023年から北極圏で積極的に事業を展開しており、アルハンゲリスク港への寄港を行っている。2025年6月には、中国のNewNew Shipping Lineとロシア国営企業「ロスアトム」が、コンテナ船の建造および北極海航路におけるコンテナ輸送の発展を目的とする合弁会社「Northern Sea Route Shipping Line」を設立することが発表された。また、NewNew Shippingは、北極海航路での輸送に向け、積載能力4,800TEUの耐氷クラス・コンテナ船6隻を就航させる計画である。
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