
現代の情報インフラとして、すっかりロシア社会に定着していたメッセンジャーアプリ「Telegram」。しかし、ロシア当局の締め付けが強まり、今年に入ってからはほぼVPNを介さないと使えない状態になっていた。しかし、こちらの記事によると、今般D.ペスコフ大統領報道官が、同アプリの機能回復に向けTelegram側と接触を継続していることを明らかにした。まあ、選挙を睨んだリップサービスかもしれないが、以下で記事を抄訳しておく。
ロシアは、メッセンジャーアプリ「Telegram」への完全なアクセスを回復する問題について、現在もTelegram側との接触を続けている。だが、Telegram側からは今のところ目立った積極的な動きは見られない。ロシア大統領報道官のD.ペスコフ氏が、RIAノーボスチ通信の質問に対して明らかにした。
ペスコフ氏は、「接触は続いている。しかし、現時点ではメッセンジャー側から大きな積極性は見られない」と述べ、ロシアがTelegramへのアクセス回復に向けた協議を継続しているのかとの質問に答えた。
ロシア通信・情報技術・マスコミ監督庁(ロスコムナドゾル)は、昨年8月、犯罪対策を目的としてTelegramの通話機能を部分的に制限する措置を開始した。さらに今年2月以降は、ロシアの法令違反を理由として、Telegramのサービス全体に対する通信速度の制限(スロットリング)を積極的に実施している。
これと同じ時期に、ロシア・デジタル発展省のM.シャダエフ大臣は、Telegramをめぐる対応について「誰も性急な措置を取ろうとしているわけではなく、このサービスの重要性は誰もが理解している」と述べていた。
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