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 ロシア財務省より、6月の(したがって上半期全体も)ロシア連邦予算執行状況が発表されたので、いつも作成しているグラフを上掲のとおり更新しお目にかける。月別に見ると、6月には今年初めて、単月で黒字になっている。ただ、ホルムズ危機による石油・ガス歳入拡大というよりは、非石油・ガス歳入の貢献度の方が大きい。その原因については、追って検討したい。

 差し当たり、こちらの記事の要旨を紹介する。上半期の財政赤字は5.7兆ルーブル(GDP比2.5%)となり、前年同期の3.4兆ルーブル(GDP比約1.5%)から大幅に拡大した。ただし、5月末時点では赤字が約6兆ルーブルまで膨らんでいたため、6月単月では一定の改善が見られた。

 春先には原油価格の下落やルーブル高が重しとなっていたが、6月には石油・ガス収入が回復。 一方で、非石油・ガス収入も引き続き比較的堅調に推移しており、税収基盤そのものは大きく崩れていない。

 財務省は従来どおり、「年初の前倒し支出」が赤字拡大の主因だと説明している。しかし、実際には軍事・安全保障を中心とする恒常的な高支出が続いていることも背景にある。

 現行予算では2026年通年の赤字目標はGDP比約1.6%(約3.8兆ルーブル)だが、上半期だけで5.7兆ルーブルに達している。もっとも、ロシアでは例年、歳入が後半に集中する傾向があり、また財務省も予算修正を既に実施しているため、この数字だけで年末の着地を判断することはできない。記事は以上のように伝えている。

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