
ウクライナの地名をウクライナ語読みで読みましょうというのは分かるのだが、ことチェルノブイリに関してだけは、個人的に依然としてロシア語読みがしっくり来る。そんなわけで、昨日4月26日、1986年の原発事故から40周年という節目を迎えた。
この事故では、実は最大の被害国はベラルーシであり、放射性降下物の7割がベラルーシに降り注いだと言われている。それに関連し、こちらの記事が目に留まった。ベラルーシ戦略研究所のアナリストであるS.ジューク氏がタス通信に語ったところによると、40年前に起きたこの災害は、20世紀においてベラルーシ国民にとって、大祖国戦争に次ぐ規模の存亡的危機であった。ベラルーシ領土の放射能汚染は程度の差こそあれ共和国全体に及んだ。国土の23%以上が、心血管疾患や代謝障害を引き起こす可能性のある放射性核種セシウム137に汚染された。特に大きな被害を受けたのは、ベラルーシのゴメリ州、モギリョフ州、ブレスト州であった。汚染地域には3,678の居住地が含まれ、そこには約220万人が暮らしていた。479の居住地は消滅した。立入禁止区域の面積は約1,700平方キロメートルに及ぶ。13.7万人以上が強制移住を余儀なくされた。この災害の規模を踏まえ、1990年にはベラルーシ・ソビエト社会主義共和国は環境災害地域と宣言された。しかし、ベラルーシは汚染地域における経済の回復に成功した。数十万ヘクタールの土地が再び経済活動に復帰し、産業構造の転換が図られ、世界に類例のない放射線管理システムが構築されたと、ジューク氏は語った。
他方、この間、ベラルーシ自身が独自の原発「ベラルーシ原発」を手にし、これが今日ではベラルーシの電力供給の主力となっている現実がある。こちらの記事によると、このほどベラルーシ・エネルギー省は、その成果につき次のように誇示した。ベラルーシ原発はこれまでの累計で、600億キロワット時の電力を発電した。これにより、約160億立方メートルの天然ガスの節約が可能となった。発電所の各発電ユニットは、1日あたり約2,800万キロワット時の電力を生産している。ベラルーシにおける総発電量に占める原子力発電の割合は、およそ40%に達している。ベラルーシ原発は、我が国のエネルギー安全保障に寄与し、国民および経済への安定した電力供給を確保するとともに、天然ガスの使用削減を可能にしていると、エネルギー省は成果を誇ってみせた。
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