
ロシア統計局が発表するGDPは一番細かい期間が四半期ベースであり、しかも発表されるのに多少時間がかかる。たとえば、2025年第4四半期のGDPは、まだ発表されていない。それに対し、統計局よりは緻密ではないが、ロシア経済発展省が発表している月別GDP成長率推計値は出るのも早いので、直近の経済動向を見るのに重宝する。こちらのページで、2026年1月のGDP推計値が出たので(ただし日本からはVPNを介さないと閲覧できず)、それを拝見することにしたい。
経済発展省によれば、2026年1月のロシアGDPは、前年同月比実質2.1%減であった。GDPが前年同期比でマイナスを記録したのは、2025年にはなかった現象であり、ロシア経済の変調を改めて浮き彫りにしている。経済発展省では、①比較対象となる2025年1月の水準が高かった、②今年1月は昨年1月に比べて労働日が2日少なかった、という2点を原因として挙げている。とはいえ、前年同月比で、鉱業が29.8%減、建設が16.0%減、卸売が11.3%減、運輸が10.0%減など、極端に数字の悪い部門が散見され、果たして比較ベース効果だけで説明できるのかは微妙なところだ。
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