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 こちらの記事によると、ロシアの原子力公社「ロスアトム」のA.リハチョフ総裁が記者会見でタス通信の記者の質問に答え、EUによる制裁の動きについてコメントしたということである。以下、総裁の発言振りをまとめておく。

 リハチョフ総裁いわく、EUによるロシア原子力分野に対する制裁の議論は、決して初めてのケースでもなければ、ロスアトムの原子力関連の能力や事業分野を制裁リストに含める可能性があるとの発表も初めてではない。

 私には、欧州経済およびEU加盟国の経済は、他のエネルギー分野における制裁の影響をまだ消化しきれておらず、石油やガスに関する制限後に経験したショックにも十分に対処できていないように思われる。さらに原子力分野までこの一連の不都合に巻き込もうというのであれば、自ら痛い目に遭おうとしているという印象を受ける。なぜなら、その効果は否定的なものになるからだ。

 我々は原子力エネルギーのあらゆる分野において完全な能力を備えている。国内外を問わず仕事に困ることは決してない。良い意味で、国際的なパートナーがプロジェクト実施を待って列をなしている状況だ。これらの要素をたとえ中期的な視点で代替しようとしても、深刻なマイナスの結果を招くことになり、それは各国経済に悪影響を及ぼすだろう。

 核の安全という火遊びを、政治的野心のためであっても誰もしてはならない。原子力分野の制限を決定する前に、原子力エネルギーがどのように成り立っているのか、そして安全技術がいかに重要であるかをよりよく理解する必要がある。リハチョフ総裁は以上のように述べた。


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