32a

 先日お伝えしたとおり、ロシアの経済成長率は、2025年は1.0%という速報値がすでに発表されている。そして、2026~2028年に関しては、上図に見る数字が現時点での政府公式見通しであり、これらの見通しを踏まえて連邦予算も編成されている。しかし、どうやら近くこれらは下方修正されるようだ。

 こちらの記事によると、2月12日に下院の経済政策委員会でM.レシェトニコフ経済相が、現下の経済状況について発言した。経済相によると、ロシア経済は2026年前半も減速を続け、回復は早くても2026年末、より可能性が高いのは2027年になる見込みである。経済省は3月に3カ年のマクロ経済予測を改訂する予定であるという。

 「現在どのような決定(金融政策に関するもの)が下されようとも、それらが経済に影響を及ぼすまでにはタイムラグがあることを理解する必要がある。そのタイムラグは6~9か月、場合によってはそれ以上と評価されている。したがって、我々は2026年前半にさらなる経済減速を見込んでいる。経済成長の回復は、早くても2026年末、しかしおそらくは2027年になるだろう」と同氏は述べた。

 また大臣は、「今年および計画期間に関する我々の見通しは、3月に予測のシナリオ前提条件を策定する枠組みの中で更新する。その時点では外部要因の状況やその程度がより明確になるだろう」と指摘した。

 レシェトニコフ大臣は、「インフレ抑制に伴う当然の代償は、経済全体の減速だけでなく、特に投資の減速である。2025年の最初の9か月間で投資は0.5%増加したが、通年では実質ベースで投資の減少が見られると考えている。これは予測可能で理解可能なことである」と述べた。

 経済発展省が9月に発表した2026年のロシアGDP成長率予測は1.3%である。中央銀行は、2026年のロシア経済の成長率を0.5~1.5%の範囲と見込んでいる。12月末に「インターファクス」が実施した調査によると、アナリストらは2026年のGDPが1.2%増加すると予測している。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ