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 2012年、中国の吉利汽車(Geely)がベラルーシ政府と投資契約を結び、合弁企業「ベルジー(BELGEE)」を設立、ベラルーシでのGeelyブランド車の現地生産に乗り出した。2017年11月、ベルジーによるベラルーシでの量産が始まった。独裁者のルカシェンコは、ベルジー社によるベラルーシ国民車の生産立ち上げを「私の夢」とまで呼んで熱心に推進してきた経緯があり、ついにその夢が実現した形であった。工場は当初、Geelyブランド車の生産に注力していたが、最近になり独自のBELGEEブランドにシフト、ロシア市場への供給実績も挙げている。

 そして、そのベルジー社の最近の経営実績に関し、こちらの記事が伝えているので、以下抄訳しておく。

 ベラルーシの自動車工場ベルジーは、2025年を同社にとって過去最高となる生産台数、9万台超で終える見通しで、設定された計画を上回る結果となる。同社のG.スヴィデルスキー社長が明らかにした。社長は、工場の近代化における第1段階がすでに成功裏に完了したと強調した。

 社長によれば、近代化の過程で最大の課題となったのは塗装ラインの最適化だった。この問題を解決するため、同工場ではシーリング材の塗布工程および車体塗装工程の双方において、追加のロボット化設備を導入した。さらに、「ウェット・オン・ウェット(湿式重ね塗り)」技術への移行も実施され、これによりエネルギー消費の削減だけでなく、塗装工場の生産能力を2倍に高めることが可能となった。

 ベラルーシ国内市場では、2025年に2万8,500台のベルジー車が販売される見込みで、これは前年の実績を14%上回る数字である。消費者の間で最も人気が高いのは、Belgee X50、Belgee S50、Belgee X70の各モデルで、なかでもX50が販売台数で圧倒的な首位を維持している。

 2026年の計画としては、Belgee X50のフェイスリフト(マイナーチェンジ)版の投入に加え、新型コンパクトクロスオーバーGeely Cityrayの販売開始が予定されており、同モデルはBelgeeブランドのラインナップに加えられる。これらのプロジェクトは、2026年の最優先事項となる。


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