
プーチン政権肝いりのロシアにおけるプレミアム乗用車「Aurus」の生産プロジェクト、こちらの記事によるとガスプロムが支配株を保有することになったということだ。以下で記事の要旨をまとめておく。
2025年夏、ガスプロムは国内の高級車メーカーAurusの支配株(51%)を取得した。この株式を買収したのは、ガスプロムテックであるという。ガスプロムテックは、航空、造船、自動車産業の資産を統合するために2023年に設立されたガスプロムの子会社だ。最初の情報筋によると、取引額は約120億~130億ルーブルだった。ガスプロムは、2024年12月までアラブのファンド「タワズン」が保有していたAurusの株式(36%)と、国営機関FGUP NAMIの株式の一部を取得したという。
現在、Aurusの株主リストは非公開となっている。昨年12月末、アラブのファンドが所有していた36%の株式が、ロシアの企業「デダル」に移管された。NAMIはAurusの63.5%を所有し、残りの0.5%は、元モスクヴィチの最高経営責任者であり、KAMAZ出身のハンス・ペーター・モザーが率いる「ヒット・モーターズ・ルース」が所有していた。
一方で、2023年末には、ガスプロムがAurusの資本に最大40%の出資を行う可能性が想定されていた。ガスプロムはこの株式を、主要株主であるNAMIから取得する予定だった。得た資金は、同社の主力モデルラインアップよりも低価格な自動車の製造プロジェクトに充てられる予定だった。
ガスプロムはAurusの株式を購入することをあまり望んでいなかったが、結局、同社の上層部の交代を条件として購入せざるを得なかった、と関係者が語っている。同氏は、新たな投資家がメーカーの事業開発に資金を投入する義務を負っている可能性があると認めている。
今年9月、Aurusの最高経営責任者が交代。これまでルノーのロシアにおけるトップマネージャーを務めていたアンドレイ・パンコフ氏の後任には、ロシアの民間航空機メーカー「ヤコヴレフ」出身のアンデレイ・ボギンスキー氏が就任した。
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