
ベラルーシは北部のオストロヴェツに「ベラルーシ原発」を建設し、すでに2号機までが稼働しているが、こちらの記事によると、さらに原発を増設することを検討しているということである。
記事によると、11月14日に最高権力者のルカシェンコ氏を交えて、原発の増設に関する政権幹部会議が開催された。ルカシェンコによれば、第1案は、オストロヴェツ原発に追加で新しい原子炉を建設すること。その場合、設置場所、生産、技術、社会インフラなど、必要な条件と専門家がすべて揃っている。つまり、より安価に建設できる。しかも、そこの土壌はすでに徹底的に調査済みで、これ以上調査する必要はない。第2案は、地質条件が許す国の東部に新たな原発を建設することである。この建設用地は、ベラルーシ原発の建設検討時に既に精査されていた。新たな場所でのゼロからの建設は、より多くの資金と組織的な決定を必要とするが、東部地域の発展に強力な推進力をもたらすだろう。東部を、ベラルーシの高度に発展した地域へと変貌させる。それは、新たな雇用創出、投資誘致、革新的なプロジェクトの実施、新技術の導入につながるだろうと、ルカシェンコは述べた。その上でルカシェンコは、「ロシアのプーチン大統領とは、9月末に開催された世界原子力週間での会談において、原子力分野における協力について協議した。ロシア側の理解と支持は得られている。次は我々の番だ。まず、我々は進めるかどうかを決定しなければない。進めるのであれば、いつ、どこで進めるのか、だ。原子力エネルギーはベラルーシにとって奇跡だ」と述べた。
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リチャード・ボールドウィン/伊藤元重/笹田もと子 日経BP 日本経済新聞出版 2025年09月