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 アラスカで米露首脳会談が行われた際に、ベーリング海峡にトンネルを掘ってロシア領と米アラスカを結ぶという構想が語られた。その後、米露関係は紆余曲折を経ており、元々荒唐無稽だったトンネル構想も進捗しているわけではないが、こちらの記事の中でロシア科学アカデミー極東支部長のYu.クリチンが本件についてコメントしているので、以下発言内容を整理しておく。

 クリチン支部長いわく、現代の技術により、ロシアからアラスカまでベーリング海峡の下にトンネルを建設することは可能だが、それを効果的に活用するためには、マガダンからチュクチ半島までを結ぶ幹線道路も整備し、トンネルをロシア国内の既存の道路インフラと接続する必要がある。1940年代、ソ連は本土からサハリンへのトンネル建設を計画し、実際に建設が始まった。スターリンの死がなければ、おそらくそれは実現していただろう。現在では、まったく異なる技術が用いられている。そして現代の技術では、アラスカへのトンネル建設はまったく問題ではない。英仏海峡にもトンネルがある。問題はその必要性であり、ヨーロッパからマガダンを経てチュクチ半島に至る正常な幹線道路がない場合には、微妙となってしまう。そこで、マガダンからさらに先へ進もう。そうすれば素晴らしいことになる。支部長はこのように述べた。

 まあ、トランプ政権への秋波の一環にすぎず、ロシア側としても本気というわけではないだろう。


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