誰も関心がないような、ごく個人的な研究分野の話で申し訳ない。私はロシアの北極域開発のことを研究テーマの一つにしているのだが、プーチン政権は北極域開発を進める上で「拠点都市」というものを指定し、そこを足掛かりに資源開発や国防の強化に繋げるという政策を打ち出している。2023年に16の拠点都市が指定され、プーチンは政府に対し、それらの都市の開発に向けたマスタープランを策定するよう指示していた。
そして、こちらのページに見るように、10月27日付のロシア連邦政府指令により、拠点都市の「2035年までの総合社会発展計画」が採択された。ところが、その対象都市は、2023年に指定された16から、今回の決定では15に減っている。クラスノヤルスク地方のイガルカが対象から外れた模様である。また、前回のリストではチュクチ自治管区のアナディリが対象だったが、今回のリストではそれが消え、代わりにエグヴェキノトというだいぶ北に離れた集落が指定された(ただしエグヴェキノトのインフラ整備プロジェクトにはアナディリに向かう道路の建設なども含まれているので、アナディリが開発の対象外になったということではないと思う)。さらに、前回リストではペヴェクが指定されたが、今回のリストではペヴェク・ビリビノという形に変わっている。上掲の表では、指定から外れたところをカッコ付きで示し、新しく加わったところを赤色で表示してみた。
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