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 こちらに見るとおり、ユーラシア経済連合サミットに出るためにベラルーシを訪問したプーチン・ロシア大統領が、会議終了後に記者団との会見に応じた。その中である記者が、「かつてのパートナーであったNATOもサミットを終えたばかりであり、そこでは国防費をGDPの5%まで引き上げることが決定された。一般的に、ヨーロッパからは軍国主義化を求める声が飛び交っており、ヨーロッパのこのような攻撃的な姿勢は、現代史の中でも新しい現象だ。貴方はこの状況をどう評価するか」と質問した。それに対するプーチン大統領の回答を、以下抜粋してまとめておく。

 彼らが軍事費を増やしたければ、増やせばいい。しかし、これは彼らが攻撃的であることを示している。その理由を説明しよう。

 確かに、今日ロシアの国防支出は小さからぬもので、GDPの6.3%だ。これは多いか少ないかと言えば、多いと思う。もちろん、これは予算問題を含め、ロシアが解決しなければならない問題の一つだが、我々はきちんと解決している。

 ちなみに、対立の原因はまったく異なるので、政治的に同列に論じたくはないのだが、財政・経済的な観点から言えば、例えば米国が朝鮮戦争を戦った際には予算の14%をこれに費やした。ベトナム戦争では10%だった。もっとも、これらの問題は主に所得の多い人々への課税を強化することで解決された。前者ではマクロ経済に注意を払わなかったが、後者ではより賢明なアプローチをとった。それに対し、ロシアは健全なマクロ経済に腐心している。

 次に、支出そのものについて述べると、6.3%は多いのか少ないのか? ロシアのGDPの6.3%を国防費に充てると、13.5兆ルーブルになる。そして我が国のGDPは223兆ルーブルである。223兆のなかの13.5兆は多いのか少ないのか? 少なからぬものだ。我々はその代償をインフレで支払った。しかし、我々は今、このインフレと戦っている。そう、我々は意図的に経済の「ソフトランディング」を目指しているのだ。だが、それにもかかわらず、我が国は非常に賢明に振る舞っている。

 欧米諸国は、ロシアを葬り去り続けている。彼らはすぐに死ぬ。そして、彼らは絶えることなく、常に私たちを葬っている。2025年のロシアの経済成長率は4.3%、一昨年は4.1%だった。今年はインフレと戦うために、もっと控えめな成長になるだろう。しかし、我々はそれを意図的に行っている。ユーロ圏の経済成長率は0.9%で、主要国のドイツやフランスはいずれも景気後退の瀬戸際に立たされている。

 軍隊に関して言えば、ロシアは問題を抱えている、ロシアはまもなく戦略的に敗北するだろうということが常に言われる。このレトリックはいまだに衰えていない。そして同時に、ロシアがNATO諸国を攻撃するとされる。これのどこに論理性があるのか。自国のすべてが崩壊しているのに、なぜNATOを攻撃するのか? 彼らはくだらないことを言い、自分たちでもそれを信じていない。そして、国民からもっと金を搾り取るために、自国の国民にそう思わせようとしているのだ。

 ところで、ロシアはこの数兆ルーブルを主に何に使っているのだろうか? 国防産業コンプレクスを維持するため、自分たちのため、愛する人のためだ。NATOはくだんの5%を何に使うのか? 米国から購入し、自分たちの防衛産業を支援するためだ。これは我々の問題ではなく、彼らの問題なのだ。彼らがそうしたいなら、そうさせればいい。

 しかし今、最も重要なことがある。私たちは2026年、2027年、そして今後3年間の国防費の削減を計画している。国防省、財務省、経済発展省の間で最終的な合意がなされているわけではないが、総じて皆がこの方向で考えている。そしてヨーロッパは国防費をどう引き上げるかを考えている。というわけで、攻撃的な行動を準備しているのは我々なのか、それとも彼らなのか?

 我々は、そう、我々に必要な結果を得て特別軍事作戦を完了させたいのだ。もちろんそうだ。欧州やNATO諸国に対する攻撃的な計画ではなく、我々が期待しているのはこのことだ。我々は支出を減らすつもりだが、彼らは支出を増やすつもりだ。では、誰が攻撃的なのか? これが防衛・安全保障政策の基本である。

 したがって、彼らがこれから提起しようとしていることについて、あらゆる議論を提起すればいい。しかし、これでは彼らの安全保障分野での状況は改善されず、経済・社会分野は必ず悪化する。


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