
ロシア・シベリアのクラスノヤルスク地方では、ノリリスクという街で、ノリリスクニッケル社によるニッケル、白金、パラジウムの採掘が行われている。そのノリリスクの近郊で、別会社により新たない白金・パラジウムの開発が始まろうとしているということなので、こちらの記事の概要を以下のとおり紹介しておく。
タイムィルのチェルノゴルスク白金・パラジウム鉱床を開発している「ロシア・プラチナ」グループは、2026年に採掘・加工複合施設の第1段階を建設する予定である。同グループ傘下のチェルノゴルスク鉱山会社のA.バジャエフ社長との会談後、M.コチュコフ・クラスノヤルスク地方知事が明らかにした。
知事はテレグラムチャンネルに、「最大級の白金・パラジウム鉱床であるチェルノゴルスクの開発が始まった。年間700万tの鉱石を処理する能力を持つ採掘・処理複合施設の第1段階の建設が進行中である。これは同社初の北極圏プロジェクトである。複合施設は2026年に稼働する予定」と記した。
この複合施設の設備は友好国から供給される予定である。鉱石から金属を抽出するためには、特別な技術を適用する必要もある。そこで知事は、この会社を新しいナショナルプロジェクト「バイオエコノミー」に含めるべきだと提案したという。知事によると、第1段階で16万人の雇用が創出される予定である。知事はまた、第2ステージの枠組みの中で、ノリリスク1鉱床の開発が計画されていると述べた。このプロジェクトは2077年までの長大なものである。
ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
