
こちらおよびこちらの記事によると、ロシア鉄道のM.グラスコフ副社長が、同社で生じている貨物車両の問題につき語ったということなので、以下要旨を整理しておく。
グラスコフ副社長によると、2025年初頭の時点で、ロシア鉄道で利用されている貨車は138.2万両に上っており、過去最高水準である。しかし、適正量は97万両であり、40万両程度が余剰となっている。貨車が多すぎることで、運行業務に悪影響が及び、貨物の流れが遅れ、貨物運送の信頼性に問題が生じる。その結果、鉄道の質的・量的指標が低下している、という。
その一方で、グラスコフ副社長によると、一部の特殊貨車が不足している。無蓋車、石油・石油製品運搬車が過剰である一方、化学肥料、穀物、メタノール運搬車が不足している。ロシア鉄道としては貨車生産企業に、これらの不足貨車の生産に集中するよう要請したいと、グラスコフ副社長は表明した。
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