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 こちらの記事によると、このほどモスクワにBRICS諸国およびアフリカのダイヤモンド採掘国、業界関係者が集結し、同産業に関する国際対話が開催された(上の写真は本件とはちょっと異なり、今年のペテルブルグ・フォーラムの際に同様の枠組みでダイヤモンド産業につき討議した時のものだが)。個人的に、最近サハ共和国のダイヤ産業につき調べたこともあり、以下記事を抄訳しておく。

 ロシア財務省が発表したところによると、ダイヤモンド産業の非公式対話プラットフォームの初会合が、このほどモスクワで開催された。

 ロシア財務省のA.モイセエフ次官いわく。アフリカのダイヤモンド産出国も参加するBRICS+形式でのダイヤモンドに関する対話プラットフォームの立ち上げは、相互の貿易・ビジネス関係の強化、新たな協力形態の創出、ダイヤモンド産業の安定的発展という共通の利益のために、採掘から小売に至る全セグメントの代表者の共通の立場を発展させることに繋がる。我々の協力は、ダイヤモンド原石の世界的な取引を規制する唯一の普遍的メカニズムであるキンバリープロセス認証制度の原則に基づいている。次官はこのように述べた。

 ダイアログ・プラットフォームの主な活動分野は、サプライチェーンにおける付加価値の創造、BRICS市場における研磨済みダイヤモンドのマーケティング・プログラムの支援、責任あるダイヤモンド採掘と取引のための共通基準の確保、ベストプラクティスの共有などである。

 別のセッションでは、BRICS諸国の代表が、自国市場での宝石の取扱高を増加させるために、宝石の取引に関する共通の品質基準と規則を設けることの有益性について議論した。この方向性は、別途別取り組んでいくことになったと、財務省は強調した。


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