こちらの記事が、ロシアの欧州向けパイプラインガス輸出が持ち直し、2024年上半期に前年同期比27%増を記録したということを伝えているので、以下要点だけ整理しておく。上図も、同じ記事に添付されていた月別のガス輸出量である。
グローバル・ガバナンス学会/中村登志哉/小尾美千代/首藤もと子/山本直/中村長史 芦書房 2024年06月
ロシアの全ルートによる欧州(EU諸国およびモルドバ)向けパイプラインガス輸出は、2024年1~6月に前年同期比27%増となり、154億立米となった。6月単月では23%増の25億立米であった。
上半期のウクライナ領経由の輸出は前年同期比11%増の77億立米であった。トルコストリーム経由の輸出は前年同期比50%増の77億立米であった。
このように、ウクライナ経由は増加したが、ガスプロムとナフトガスの輸送契約によれば、年間400億立米の輸送が取り決められているので、現状その水準よりも低い。
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