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 こちらの記事によると、ウクライナのH.ハルシチェンコ・エネルギー相は5日、再生可能エネルギーも、ウクライナがブラックアウトを回避する上で貢献しうると発言した。大臣によれば、太陽光および風力発電は、地理的・気象的条件により冬季はかなり限界があるのに対し、春・夏には電力供給源として機能する。したがって現状では電力バランスの上で助けになっていると、大臣は述べた。

 上図は、別の用事があって私が作ったグラフだが、侵攻前の状況で、太陽光が全体の4.5%、風力が2.4%だった(大臣の発言によれば、春・夏はこの比率がもっと高まるのだろう)。ウクライナ電力システムの救いにはならないが、助けにはなるといったところか。言い換えれば、主力ではなかった太陽光・風力に期待せざるをえないほど、火力がだいぶやられてしまったということだろう。


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