先日、「見る影もなくなった日ロ貿易」というエントリーをお伝えしたが、函館税関が2023年の北海道の貿易概況を発表したので、日本全体と北海道の対露輸出入額を用いて、下のようなグラフを作成した。
これに見るとおり、もともと日本全体の対露輸出入に占める北海道のそれは必ずしも大きなものではなく、特に輸出は微々たる規模だった(小樽港からの中古車輸出が少しあったくらい)。ただ、日本の対露輸入においては、北海道も一定のシェアがあった。魚介類、LNG、石炭、鉄鋼(具体的には室蘭製鉄所で使われるフェロアロイではないかと思う)などが、その主な中味だった。
それが、2023年の北海道の対露輸入では、石炭が縮小し、LNGもなぜか大幅減となり、鉄鋼に至ってはほぼゼロに近くなった。一方、魚介類の輸入額は、前年から12.8%減に留まったため、輸入全体の6割近くを魚介類が占める形となった。そして、2023年の日本の対露魚介類輸入のうち、32.5%が北海道に入ってきたようである。


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