明日から東京に出向き、2月13日(火)15:00~18:00には、北極域研究セミナー「シベリアとアラスカ―北極圏の好敵手同士の経済と社会―」を開催する。私はその中で、「北太平洋でしのぎを削るロシアとアラスカの漁業」という報告を行うことになっている。無料かつオンラインで視聴が可能であり、参加登録はまだ間に合うはずなので、ご興味があったらぜひどうぞ。
さて、その発表に向けて準備を進めているところであり、ベタだけど、ロシアの海域別の漁獲量の推移を、上掲のグラフのとおりまとめてみた。出所は、2022年まではロシア統計局で、2023年はこちらの情報である。2023年の漁獲量は530.4万tで、前年比8.7%増だったということである。492.0万tから530.4万tなら7.8%増のはずだが、まあだいたい合っていると判断した。また、2023年の太平洋・大西洋・その他の内訳は、記事の内容からだいたいこんなもんだろうと推計したものであり、必ずしも厳密ではない。いずれにしても、ロシアも貿易額や石油生産量など、色んな統計を隠すようになってしまっており、漁業の数字はまだこうやって得られるというのは、ちょっと安堵する。
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