
年末のこちらのインタビュー記事で、ロシアのD.マントゥロフ副首相(産業・商業相を兼務)が、様々な産業分野について語っていた。以下では、私の研究分野の一つである肥料について語った箇所の要点をまとめておく。
2022年の肥料生産は、重量ベースで5,430万tだった。2023年にはそこから8%増の5,850万tを見込んでいる。
ロシアの肥料の大口輸出相手国は、ブラジル、インドであるが、米国でさえもロシアの高品質な肥料の輸入を続けている。
2023年の輸出量は3,360万tほどになりそうで、これは前年から5%増となる。
2024年に関しては、生産6,000万t、輸出3,500万tを計画している。
ロシア産の肥料は、これまでEU圏のバルト諸国の港から積み出されていた部分が小さくなかったが、ロシア自身の港の積出能力を整備し、ロシアの港にシフトしつつあり、経済安全保障の観点から大事である。
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