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 最新のこちらの記事が伝えるところによると、策定が大詰めを迎えているEUの対ロシア制裁第12パッケージに関し、オーストリアは自国のライファイゼンバンク(Raiffeisen Bank International)の問題ゆえ拒否権を行使する構えだったが、それを取り下げ賛成に回る由である。

 問題の発端は、ライファイゼンがロシアでの事業を継続していることから、ウクライナが3月に同行を「戦争スポンサー企業」のリストの掲載したことだった。シャレンベルク・オーストリア外相はウクライナのリストを批判していた。しかし、ウクライナが同行をリストから削除し、オーストリアは対応を変えた。

 策定が大詰めを迎えている第12弾の制裁措置には、ロシア産ダイヤモンドの直接輸入禁止と、第三国で加工された原石の輸入禁止が含まれている。武器の製造に使用できる工作機械の輸出も禁止される可能性がある。また、EUがロシアの石油価格の上限制をより厳しくする措置も含まれている。リチウム電池、サーモスタット、一部の化学製品、ドローン用エンジンなどについても規制が検討されている。D.メドヴェージェフ氏の息子とアルファ保険に対しても制裁が科せられる可能性がある。


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