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 例の、中国が日本産の海産物を輸入禁止した問題。こちらの記事が、中国向けの供給で、ロシアは日本の代わりにはなれないということを語っているので、以下要旨を整理しておく。

 2023年の現時点で、中国にとりロシアは最大の海産物輸入相手国であり、1~7月に61.7万tがロシアから輸入された。

 特に、ロシア産のスケトウダラのすり身は米国産よりも安く、消費者が割安な商品を求める現状において、ロシア産すり身への需要が高まっている。

 ただし、中国市場でロシアが日本にとって代わるのは、困難である。というのも、日本が中国に供給していた主力商品がホタテ貝であるのに対し、ロシアは主としてニシン、タラ、スケトウダラ、カニを供給しているという違いがあるからだ。

 ロシア連邦漁業庁では、「我が国は、自国の得意分野でないなら、他の国にとって代わろうということは目指さない。我が国の目標は、競争力があり、品質が良く、安全なロシアの商品を、高い付加価値で、供給量を増やすことである」と説明している。


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