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 アップルはロシアから撤退したが、ロシア市場からiPhoneが完全に消えてなくなったわけではない。こちらの記事が、最近のロシアiPhone事情につき伝えている。

 記事によると、ここに来てロシアには、アクティベーション(初期設定)済みのiPhoneが流入するようになっている。それは、ロシアと取引してきた欧米企業が、米国の制裁の対象になること、アップルとの関係が切れてしまうのを恐れ、ロシアへの並行輸入に協力しなくなっているからである。米国は300ドルを超えるスマホの対露輸出を禁止している。

 いったん外国で初期設定が完了すれば、それ以降の行方については、アップルは特に頓着しない。初期設定済iPhoneのロシア流入は、今後どんどん増えていくと見られる。

 ロシアの消費者にとっては、こうしたデバイスの難点は、アップルのグローバル保証を受けられず、ロシアの販売業者の1年間の保証だけになってしまうことである(注:日本などの諸外国でもiPhoneの保証期間は1年だと思うのだが…)。

 販売業者がiPhoneを仕入れる際に、100台くらいまでの少量であれば、マーケットプレイスで、初期設定されていない、まっさらなiPhoneを入手することも可能だが、高くつく。それ以上に大量に調達するとなると、初期設定済みを選ぶしかなく、その方が割安でもある。


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