rukzze

 ちょっと用事があり、カザフスタンの穀物輸出事情に関し調べていたら、興味深いことが分かった。

 上図は、過去10年ほどのロシアとカザフスタンの穀物輸出相手地域を比較したものである。できればウクライナも加えたかったが、2ヵ国で力尽きた。

 ロシア、ウクライナは、世界的な穀物輸出国であり、エジプト、トルコといった国を中心に、アフリカおよび中近東、さらには南アジアやAPECにまで市場を拡大している。

 カザフスタンは、旧ソ連のCISにおいて、ロシア、ウクライナに次ぐ穀物輸出国だが、輸出相手はその2国とはだいぶ異なることが判明した。カザフの場合、CIS域外への輸出もなくはないが、圧倒的にCIS域内市場への輸出が多かったのである。さらに言えば、CISの中でも、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、キルギスという中央アジアの近隣諸国への輸出が大半を占めていることが分かった。つまりカザフが中央アジア全体の食料安全保障の鍵を握っているということである。


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