
カザフスタンとロシアの関係が微妙になっている。最大の対立点としてはロシア領を通るカスピパイプラインコンソーシアムのPLを通じたカザフ石油の輸送問題があり、その対立は今般ひとまず解消したのだが、二国間関係の緊張は続いている。
場合によっては、カザフがロシア主導のユーラシア経済連合から脱退するような可能性がありうるのか? こちらの記事の中でカザフ側のT.ウメタリエヴァという政治評論家がその問題について論評しているので、以下のとおり発言要旨をまとめておく。
現在のところ、カザフスタンはロシアとの善隣関係を維持したく、ユーラシア経済連合から脱退することはまずありえない。そのことはカザフの国益に適っている。仮に脱退といった決定があるとすれば、それは市民の間でそうした声が高まった時だろう。トカエフ大統領は世論を非常に重視している。彼にとっては国内での政治的な力を高めることが必要である。現在は脱退といったことはないにしても、将来的に関係がさらに悪化すれば、中期的にはそうなってもおかしくない。経済的にはマイナスでも、社会からの支持ゆえに、政治的なメリットの方が上回る。カザフ社会では、ロシアとの問題が生じると、ユーラシア経済連合、CIS集団安保から脱退すべきかということが、いの一番に論議の的となる。
ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします