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 ウクライナ中央銀行が、2021年の外国からの個人送金の受入額の統計を発表したので、趣味で作っている(?)グラフを上掲のとおり更新した。いわゆるレミッタンスというものであり、外国での出稼ぎ収入にほぼ相当すると理解して差し支えない。

 コロナ禍による2020年の足踏みこそあったものの、ウクライナ経済の出稼ぎ依存は深まる一方であった。2021年には、140億7,600万ドルを受け入れ、前年比17.5%拡大、過去最高を記録した。また、EU諸国(グラフでは青で示してあり、ここでは便宜的に英国も加える)からの受入比率が年々拡大しており、2021年にはそれが68.5%に達した。

 連日のように、戦禍を逃れてポーランド等に避難するウクライナ国民の姿がニュースなどで流されているが、実は今回の事態のずっと以前から、ウクライナ国民は糧を得るためにポーランド等に大挙して出向いていたということは、知っておいて損はない。


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