こちらの記事が伝えているとおり、2021年のロシアの石油（ガスコンデンセートを含む）生産は５億2,405万ｔとなり、前年比2.2％拡大した。石油輸出（CIS域内向けを除く）は２億1,440万ｔで、こちらは前年比2.2％減であった。

　月別の石油生産量・輸出量を跡付けたのが、上図となる。OPEC+の合意を受け、2020年５月から協調減産を継続している。OPEC+では減産幅を徐々に縮小する方針を決めているが、ロシアはサウジアラビアと並んで、直近で生産量を設定された上限よりも低く抑えている形となっている。ロシアは2021年にOPEC+で合意された増産分を85％しか履行しなかったとされる。