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 今般、ジョージアの貿易統計を調べていて、気付いた点があった。全般的な貿易統計とは別に、「Domestic Exports of Georgia」と題する統計が発表されているのである。Domestic Exportsとは形容矛盾との感のあるタイトルだが、これは一体何なのか? 説明を読んでみたところ、「他国商品の再輸出を除いた自国商品のみの輸出」ということだった。

 統計集によると、上図のように、赤がDomestic Exports、青が再輸出ということで、例年20~30%は再輸出になっているということらしい。

 それだけ、ジョージアという国は物流のハブ、再輸出の拠点になっているということだろう。旧ソ連の他の南コーカサスや中央アジア諸国は、輸送に不便な内陸国だから、黒海に面した港湾を有するジョージアが、それらの後背市場に向けたゲートウェイになっているわけである。

 現に、日本勢では、南コーカサスや中央アジアへの広域な展開をにらんで、豊田通商がジョージアに「トヨタ・コーカサス」社を設立し、トヨタ車を販売している(ただ、その後、中央アジアへの販売体制は見直したというような話も聞いたが)。

 ジョージアの商品輸出構造を見ると、下図のように、自動車が2位で12.1%を占めている。自動車工場がない国なのに、奇異だなと思っていたが、要するにこれはトヨタ等、他国製品の再輸出なのだろう。

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