
GLOBE+に、「新型コロナで浮き彫りとなる日本とロシアの『食料安全保障』の違い」を寄稿しました。
新型コロナウイルスの感染拡大による需要減と、OPEC+の減産協議が物別れに終わったことなどから、今年に入り石油価格が大幅に下落しています。それにつられるように、石油以外の商品価格も、軒並み落ち込んでいます。そうした中、穀物はそれとは異なったパターンを示しています。穀物も、3月上旬までは他の商品と同じように値を下げたものの、世界各国で食料不安が生じ、それ以降は値上がりに転じたのです。
こうした中、一部の国が国内供給を優先し、輸出を制限する動きに出ました。ロシアは3月31日付の政府決定で、4~6月期の穀物輸出の上限を700万tとする輸出割当を設定しました。今回は、新型コロナによって浮き彫りとなったロシアの「食料安全保障」の特質、日本との違いについて考えます。
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