
次の『月報』で鉄道の特集をすることになり、ちょっと、鉄道づいているところなのである。その関連で、ロシアの鉄道車両生産動向に関する記事がこちらに出ていたので、骨子を整理しておく。
記事によれば、ロシアにおける鉄道貨車の生産台数は、上のグラフのように推移している(単位は1,000台)。従来の最高記録は2012年の7万1,200台だったが、いったん落ち込んだ後、ここ数年回復基調にあり、2019年の予測値では7.2万~7.3万と見られ、過去最高を更新する可能性がある。金額ベースでは、付加価値税込みで、3,700億ルーブルに達すると見られる。ただし、車輪の不足により、マックスよりも1,500~2,000台ほど生産台数が押し下げられるかもしれない。2019年1~6月の生産台数は3.8万台であった。
主なメーカー別の生産台数は、2018年上半期と2019年上半期の比較で、下図のようになっている。「合同鉄道車両会社」(OVK、主な生産拠点はレニングラード州チフヴィン)、ウラル鉄道車両工場(UVZ、生産拠点はスヴェルドロフスク州ニジニタギル)、アルタイワゴン(生産拠点はアルタイ地方ノヴォアルタイスク)が3大メーカーとなっているが、ここに来てモルドヴィア共和国を拠点とするRMレイル社が伸びている。

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