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 今回、ヤクーツク、クラスノヤルスク、イルクーツクという3つの都市で現地調査を行ってみて、「東シベリアの一体性は意外に強いのではないか」ということを感じた。もちろん、ヤクーツクのあるサハ共和国は、今日の行政枠組みでは極東ということになっているが、地理学的にはむしろ東シベリアに属すというのは、良く知られた話である。で、今回話をしたいブリヤート共和国も、昨年、シベリア連邦管区から極東連邦管区へと転籍となった。しかし、クラスノヤルスクやイルクーツクで、ブリヤートとの繋がりを感じさせる場面に出会った。

 クラスノヤルスクの街を歩いていたら、上の写真に見るように、ブリヤート食品店があったのである。私のようなロシア経済地理オタクにはどストライクのスポットであり、興奮を抑えきれず、入店してみた。

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 店内は上の写真のような感じだった。一時期のSuperflyを思わせるようなブリヤート女性の写真がまず良いではないか(これはあくまでも背景写真。働いている女性はブリヤートとは関係ないクラスノヤルスクの人だった)。ただ、全体を眺めた限り、すべてがブリヤート食品というわけではなく、ブリヤート比率はせいぜい3割といったところだった。

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 ブリヤートに限らず、シベリアの特産品として、熊、トナカイ、ヘラジカ、ビーバー(!)など、様々な動物の肉製品がある。このあたり、ジビエ料理とかもうちょっと開発したら、シベリア観光の目玉になりそうな気もするのだが、どうだろうか。全部、サラミソーセージ風に加工してしまうので、やや面白味が低下する。私は、店内の写真を撮らせてもらうために、アリバイ的に肉製品を1点購入したが、法律上、日本には持ち込めないはずであり、お土産にしたり、色々買って試せないのが残念である。

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 これは缶詰だが、ブリヤート製品には、それと分かるようなマークが付けられていた。


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