こちらの記事が伝えているとおり、ロシア連邦政府は昨日26日、向こう3年間(2020~2022年)の連邦予算案を提出した。これに関し、先日の閣議で予算案の骨格が承認された時点で出たこちらの図解資料において、予算の主要パラメータがまとめられているので、これを紹介してみたい。以下、数字の単位はすべて兆ルーブル。

まず、予算の前提となる名目GDPの見通しは、上図のとおり。

同じく、インフレ率と、対米ドル為替レートの見通しは上図のとおり。

これは歳入の見通し。青が石油ガス関連歳入、赤がその他歳入。

上に見るのが歳出の見通し。

歳出の中では、上図のとおり、ナショナルプロジェクトへの支出が重視される。

ナショナルプロジェクトの分野ごとの歳出増加率。

最後に、財政収支は、上図の右半分に見るとおり。3年間を通じて黒字を見込んでいるが、黒字額は徐々に縮小するという見立てである。
ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
