
一昨日の夜からロシア内陸部のウドムルト共和国に入り、調査を行っている。ロシアという国のつまらないところは、国土が広い割には、ご当地グルメの類が皆無に近いことである。ただし、民族共和国となると、多少は特徴のある食べ物も期待できる。昨日の昼は、面談相手に、ウドムルト料理店に連れて行ってもらった。「バブロヴァヤ・ドリナ」という民族村のようなところに併設されたレストランであり、名前は「ビーバーの谷」という意味であろう。ロシアではビーバーは食用にもなるが、今回は特にビーバー料理にはお目にかからなかった。

最初は、鳥肉と麺入りのスープ「トクマチ」。同様のものはロシア料理にもあり、塩味が基調だが、こちらのウドムルトのトクマチは、野菜の出汁がベースの優しい味だった。

ロシア料理によくある水餃子「ペリメニ」は、ウドムルトでも名物らしく、現地語では「ペリニャニ」と呼ぶらしい。生地が茶色がかっているのは、何か練り込んでいるのだろうか? ソースをつけて食べるので(私はトマトと豆のソースをチョイス)、味はソースにかなり左右される。

メインには、血入りのソーセージを選んだ。ただ、ウォッカの当てならいいかもしれないが、昼間に酒なしで食べるのには、少々くどい味だったかもしれない。
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