こちらのニュースが、カザフスタンのWTO加盟の見通しについて報じている。これによれば、加盟交渉は相当な進捗を得ており、解決すべき問題は2つを残すのみになったという。Zh.アイドジャノヴァ経済統合問題大臣が、その旨閣議で報告した。

 大臣によれば、今日の時点で、WTO加盟国である30ヵ国のカザフスタン産品のアクセスに関する二国間交渉が完了しており、うち27ヵ国はEU構成国である。また、14ヵ国とのサービス市場に関する二国間交渉も完了した。他方で、WTOの中心的な国々との重要問題に関する多国間交渉が続けられている。それは第1に、ロシアが確保したのと同様の移行期間の問題である。ロシアが自動車産業で移行期間を設けたのに対し、カザフは石油ガス部門、国営企業による商品調達に関し儲けようとしている。第2に、資源に対する輸出関税の問題を解決しなければならない。本件に関する交渉はEUと行われており、EUはカザフの資源の主たる輸出先なので、当然先方は輸出関税の撤廃を望んでいる。カザフがすべての交渉を2012年末までに完了すれば、カザフ議会での批准手続きに半年を要するので、正式に加盟するのは早くても2013年の半ばになるだろう。大臣は以上のように述べた。

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