図の掲載のテストも兼ねて、こちらの記事を。
ロシアのレヴァダ・センターが2011年12月に実施したロシア国民の社会階層意識に関する調査結果が、こちらのサイトに出ている。「自分はどの社会階層に属すと思うか?」という質問に対する回答をまとめたものである。最新の調査は2011年12月6~23日にロシア全国1,511人の成人を対象に行ったもの。過去3年間の回答結果の推移を、下図にまとめた。
日本について、「1億総中流」などと言われて久しいが(最近は逆に怪しくなっているが)、ロシアも意外に中流意識が強く、現時点で国民の85%は自らを中流と見なしているという結果になっている。ただし、日本の場合は「中の上」という意識が主流なのに対し、今日のロシアではまだ「中の中」や「中の下」が圧倒的に多いという違いがある。図には参考までに、日本において中流意識が拡大し始めた時期に当たる1958年の数字を示しており(ウィキペディアより)、今のロシアはこれに見るような昭和30年代頃の日本の状況に近いと言えるかもしれない。