ユーラシアリサーチ 服部倫卓ブログ

ロシア・ウクライナ・ベラルーシを中心に旧ソ連諸国の経済・政治情報をお届け

 このところ、本ブログ/HPにロクな記事も書けないでいるが、それというのも、先日編集作業を終えた『ロシアNIS調査月報』2012年5月号に向け、「​ロシア大統領選と新プーチン体制 ―せめぎ合う再工業化と脱工業化―」と題するレポートを執筆し、それで燃え尽きてしまったから。この1年間くらいの私のロシア政治・経済情勢研究を集​大成したものであり、拙い内容とはいえ、私なりに今出せるも​のはすべて出し切ったつもりで、これ以上逆立ちしても鼻血も出な​いという感じ。商品なので、普段はばらまいたりしないけれど、今回は公開させていただくので、よかったらこちらからダウンロードしてください。

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20120420iPad

 昨日のエントリーで、「iPadがなかなか入荷しない」ということを書いたら、その直後、ヨドバシカメラから電話で連絡があり、入荷があったので取りに来るようにということだった。結局、予約してから、丁度2週間くらいでの入荷。予約した際には、入荷があっても店から連絡はしない、ウェブサイトに入荷状況を逐次アップするのでそれを見てチェックするようにと言われたのだが、実際には直接電話があり、その一方で昨日の時点ではウェブサイトで当該情報は更新されておらず、ちょっと変な感じだった。まあいいや、ようやく入荷したということで、店に商品を取りに行き、SoftBankの通信契約も済ましてきた。

 早速、自宅でセットアップを試みたのだが、何かこう、手間取ることが多かった。セットアップをしたり、様々なアプリをダウンロードする際に、自分の既存のユーザー名とパスワードを入力するケースが多く、サービスやアプリによってそれらが微妙に違うし、私の場合ズボラなので、必ずしもそれらを逐一メモしたりしておらず、こういう時に苦労する。まだ、整えなければならない設定やアプリは色々あるが、とりあえず使ってみたいので、iBookをインストールして電子書籍を読み始めた。

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 昨日に引き続き、UEFAチャンピオンズリーグの準決勝、チェルシーVSバルセロナ1レグを、早朝に録画観戦。しかし、あまり早起きできなかったので、通勤まで時間がなく、半分くらい早送りで観てみた。以前、ロック評論家の渋谷陽一氏が、「オレは忙しいから、洋画はDVDの早送りで観る。字幕があるから、話はだいたい分かる」というようなことを述べていたが、そのサッカー版をやってみた次第。1.5倍くらいで観たら、チェルシーも、バルサも、速いこと、速いこと。八塚氏の実況も、超絶ラップみたいになっていた。

 それにしても、iPad、全然入荷しないなあ。店員は「1週間か10日くらい、下手すると2週間くらいかかったりする」という感じのことを言っていたが、明日で早2週間。どうなることやら。

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 雑誌編集業務完了による燃え尽き症候群で、引き続きブログにあまり大した記事は書けない。

 17日、チャンピオンズリーグ準決勝の1レグ、バイエルン・ミュンヘンVSレアル・マドリッド戦があり、本日早朝それを録画観戦した。西ヨーロッパの名門チーム同士の対戦であり、本物のサッカーファンであればこういうものにこそ盛り上がるのだろうけれど、私の没入度は今一つ。お値段の高いスカパー!のヨーロッパ・サッカー・パックに入っているので、もったいないからたまには観ておくか、くらいの感覚。いくら競技のレベル的には世界最高峰の戦いでも、何かこう、自分とは関係のない別世界の出来事のような気がして。早朝で寝ぼけた状態で観ていることもあって、これといった高揚感もない。こういう心境に陥ると、果たして自分は本当にサッカーが好きなのだろうかと、疑問にも思えてくる。

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 一昨日が締切だった雑誌の編集作業で燃え尽きてしまい、当面ロシア・ウクライナ・ベラルーシ情勢に関する記事など書く気になれない。というわけで、雑談ブログです。

 ひょっとして、女性って、春になると綺麗になったりする? なんか、今朝の通勤時に、そんな感じがした。ちょっとドキドキ。

 写真は、しばらく前に家の近所を散歩した時のもの。個人的には、桜よりも、土手に咲く菜の花の方が好きだったりする。このあたりは、金八先生のドラマの舞台になったところで、今でもそういう雰囲気が濃厚に残っている。

 若い頃、高田馬場でアルバイトをしていたことがあって、池袋から高田馬場に向かう山手線沿いの土手に咲く菜の花が綺麗だった。あと、ピンク色だったか紫色だったかの花も一緒に咲いていたけれど、あれは何の花だったのだろうか。

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 本日は、雑誌編集締切日翌日恒例の有給休暇。

 徹夜明けに、地下鉄で家に帰ろうとする時に、駅のホームで目に留まり、つい買ってしまうのが、このポッカの飲むプリン。5回くらい振ると、液体と固体の中間くらいの状態になって、良い塩梅になる。徹夜明けの体に丁度良い。

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 『調査月報』の編集作業、ようやく終了。日曜日に出勤して、その日のうちに生きて生還することが目標だったけど、それは叶わず、今はAM4:50くらい。始発に丁度良い時間になっちゃった。まあ、しょうがないか、今回は色々あったから。帰って寝ます。

 ちなみに、こんな号が出ます。ちょっと写真地味過ぎ?

201205

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 本日は、編集を担当している月刊誌の締切日で、日曜なのに出勤なのです。今日中に生きて帰ってこれるかという瀬戸際。なのでブログも手抜き。

 何年か前まで、御徒町に住んでいた。人間が生活できるような街なのかとお思いかもしれないが、大きなスーパーがないことを除けば、意外と住みやすかった。その頃によくお世話になった魚屋の「吉池」。非常に大きな店で、魚だけじゃなくその他の食品も売っているから、よく利用したものだ。で、昨日、久し振りに御徒町を通りかかったら、吉池の店舗が移動していた。というか拡張したのかな? まあいいや、今日はそれどころじゃない。

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koubyou

 北京出張の土産話はもう終えたつもりだったが、一両日くらい、引き続き仕事が切羽詰まった状況であり、ブログに記事らしい記事も書けないので、再び北京で撮った写真に頼る。

 この写真は元の時代に建てられた、中国第2の規模を誇る孔子の廟。空港に向かう地下鉄駅からわりと近いところにあるので、最後にここに寄って北京出張をお開きにした。私は信仰心とかないタイプなので、寺社仏閣の類を訪れても普段は拝んだりしないのだが、学問だけは成就してほしいので、ここでは手を合わせてきた。この写真は今、私のPCのデスクトップ画像になっている。

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 今日は仕事の面で本当の本当にヤバい日なので、ブログは手抜きで。

 以前も書いたけれど、うちの近所、北千住駅前に、東京電機大学の新キャンパスがオープンした。おめでとうございます!

 北千住の東口は、TDUの城下町みたいな感じになった。

 

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 ロシアでは毎年この時期、連邦政府の首相が議会向けに、前年の政府の活動に関し報告を行うことが義務付けられている。昨日4月11日、プーチン首相がその恒例の政府活動報告を行った。今回は、大統領選でのプーチン当選を受けた報告ということで、新政権の方向性が示されるのではないかという注目が集まった。プーチンが行った演説の全文はこちらのサイトで読むことができるが、いかんせん大部なので、私自身きちんと目を通すには至っていない。さしあたり、報道にもとづき、簡単に紹介するにとどめる。

 こちらの記事によると、今回プーチンは3時間43分にわたって議会の演壇に立ったとのことである。昨年は4時間3分だったので、それよりは短いが、今回も熱のこもった演説となったようだ。3時間43分のうち、演説に割いたのは1時間29分で、残りは質疑応答(議員からの16の質問に答えた)や結語に充てられた。演説で最も多く使われた単語は「年」、次に「ロシア」、さらに「~しなければならない」「発展」などと続いた。前年の報告では22回使われた「近代化」という言葉が、今回は8回しか使われなかった。同様に、「イノベーション」も11回から2回に減った。

 なお、3月に修正版が発表された「2020年戦略」が、プーチン新政権の経済政策の基本文書となるのではないかということで注目されているわけだが、私がざっと調べたところ、プーチン演説のなかで「2020年戦略」に言及した箇所は1箇所もなかった(2020年という言葉自体は4回登場し、この年を一つの区切りとして意識していることはうかがわせる)。

 こちらの記事が、プーチン演説の要旨を簡単にまとめている。これによれば、演説の内容を一言で言うと、ロシアは多角化した経済と高い生活水準を備えた世界で最も先進的で強力な国の一つにならなければならない、といったものであるという。プーチンは自らの首相としての実績を誇示した上で、2~3年以内に世界の5大経済国入りする(2011年現在では購買力平価ベースのGDP規模で世界6位の由)という課題を掲げ、そのために必要な5つの優先事項を挙げた。具体的には、①人口状況、②地域の発展(とりわけ東シベリア・極東)、③新たな高質な職、④新経済の構築、⑤ユーラシア統合、が優先事項であるという。

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meibo226

 仕事の方が、いよいよ切羽詰まった感じになってきて、向こう4日間くらいは、ブログ/HPは完全に休止状態になる。

 さて、どこぞやの名簿業者から、東京外国語大学の同窓名簿を作るので、個人データを送れという葉書が来たのだが、面倒なのでずっと放ってある。これを見ていたら、フェイスブックがあれば、印刷された本としての同窓名簿なんていらないんじゃないかという気がしてきた。この葉書の趣意説明の部分には、「人と人とのつながりこそ財産である今日、…卒業生の方々の今後のご交流、相互の御発展にまた異業種間交流へとお役に立てていただける」などと書いてあるが、それってフェイスブックそのもの。というか、フェイスブックというのは確か、大学の同窓名簿みたいなものから始まったらしいし。


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 以前書いたように、日常的にエアロバイクで運動をして太らないように心掛けているのだが、1年ほど前に買ったALINCOというメーカーのバイクが数ヵ月使ったら異常音と振動を発するようになり、ロクに使用できない状態になってしまった。何度かメーカーのコールセンターに電話したのに、そのたびに話し中で、そうこうするうちに1年間の保証期間が切れてしまった。で、ある日、やっとコールセンターに電話が繋がり、保証期間は少し過ぎてしまっていたけれど、「そのくらいなら無料で対応しますよ」と言われ、結局無償で新品に交換してもらえた。1年足らずで商品が壊れ、なかなか電話にも出ないというのはどういうことなんだよと思っていたけど、実際には担当者は低姿勢で親切だった。エアロバイクが復活したので、ようやく体重が安定してきた感じ。

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 こちらのサイトで、政治工学センターのT.スタノヴァヤ分析部長が、大統領の座から退き首相に就任する予定のメドヴェージェフ氏の立場が、弱体化しつつあることを論じているので、その骨子をまとめておく。

 K.ザトゥーリン氏はMK紙に寄稿した文章でメドヴェージェフを明確に批判しており、これはプーチン支持派のエリートのうち、とくに反メドヴェージェフ的な部分のムードを反映したものである。こうした立場がエリートの間でどれだけ広がっているのかは不明だが、メドヴェージェフのチームは細分化・局所化を余儀なくされ、国家システムの特定の部門(司法など)にしか根を下ろしておらず、全体の体系をなしていない。しかも、メドヴェージェフ派の人間は皆、プーチン派の上司を有しており、それが1人にとどまらない場合もある。プーチンの取り巻きの多くはザトゥーリンと価値観を同じくしているが、ザトゥーリンは現在要職に就いていないので好きなことを言えるのであろう。

 一方、やはりMK紙に載ったもう一つの論考、評論家のA.ミンキン氏のそれ(注:こちらで読むことができる)は、プーチン支持派だけでなく、多くのリベラル派がメドヴェージェフに対して抱く反感を一まとめにしたものになっている。メドヴェージェフは威勢の良い言葉を連発したが、成果として何が残ったかというと、皆無だ。2008~2012年は、ロシア史における空白期となってしまった。メドヴェージェフは最初から、プーチンの聞き分けの良い代理人にすぎなかった。汚職対策、教育、医療はすべて失敗し、頭脳流出は増え、アル中、麻薬、犯罪は増大したと、ミンキンは批判している。

 象徴的なのは、穏健派のリベラルはA.クドリンの周りに結集しようとしていること。クドリンは、リベラルとだけでなく、プーチンともうまくやれる。かくして、リベラル派たちは、メドヴェージェフは弱く、自立していない人物と見て、ますます彼から離れようとしている。

 ただ、当のメドヴェージェフは、活発な政治活動を続けている。政府に対し、民営化を加速し、国営銀行における国家持ち株を支配株未満にするように指示を出したりしている。注目されるのは、リベラル派でズベルバンク総裁のG.グレフが、現在のズベルバンク投資家の利益を憂慮する立場から、メドヴェージェフの方針を慎重ながらも批判していることである。投資家にとってみれば、国が民営化の政策を目まぐるしく変更することの方が、民営化を放棄することよりも、よりリスクが大きく見える。そうしたなか、『ヴェードモスチ』紙によれば、4月3日にプーチン主宰で予定されていた民営化計画に関する会議が延期され、5月7日の大統領就任式までは開かれなくなったということである。他方、メドヴェージェフの補佐官のA.ドヴォルコヴィチは、国営企業の民営化は大統領の指示どおり進めるのであり、我々は一部の閣僚の立場には興味がないと発言した。これは、国営大企業は戦略的に重要であるとしてその民営化に反対しているI.セーチン副首相を念頭に置いた発言だ。メドヴェージェフは首相就任後に新政府で民営化を加速する意向のようで、これが彼にとっての政治的優先課題であり続けると考えられる。

 メドヴェージェフが主導しているもう一つの案件が、本質的に新版の民法の策定である。現状の大陸法をベースとした民法コンセプトを保持しようとする勢力と、アングロサクソン法の要素を多く取り入れそれを刷新しようとする勢力がせめぎ合う中で、作業が進められている。このほかメドヴェージェフは、汚職対策を重視する姿勢を示し、また自分の大統領在任中の主要プロジェクトの一つである(しかし多くのマスコミは懐疑的に見ている)イノベーションセンター「スコルコヴォ」でのG8サミットの開催を提案したりしている。

 しかし、メドヴェージェフの努力にもかかわらず、彼の周囲には徐々に、不都合な情報的環境、組織・政治的状況が形成されつつある。端的に言って、彼には直接の側近を除いて、仲間がもう残っていない。直接の側近とは、A.ドヴォルコヴィチ、M.アブィゾフ、Ye.ユリエフであり、また関係が近いA.コノヴァロフ法相、大統領府のK.チュイチェンコ統制局長などである。政治的資源に関して言えば、彼には議会に対しても、党に対しても、マスコミに対しても統制力がない。彼の主導する公共テレビ計画には疑問の声が寄せられているが、メドヴェージェフはイデオロギー的に自らに近いメディアを形成しようとしているのかもしれない。

 こうした状況では、これから成立する権力システムにおいて、メドヴェージェフの政治的・組織的ありようは、プーチンとの関係、自らを首相の座に約束してくれたプーチンの恩義にどれだけ報いるかに、ほぼ100%かかっている。現在、プーチンの周辺の一部がメドヴェージェフに敵意を示しているのは、あるいは、プーチンも承知の上でメドヴェージェフに試練を課しており、メドヴェージェフがチームプレーに徹するように強いているのかもしれない。プーチンは現時点ではメドヴェージェフを首相に指名する方針を変えるつもりはないが、それをメドヴェージェフの野心を制限するのに利用しようと考えている。同時に、現在、これから成立する権力システムの人事だけでなく、政治・経済路線をめぐる闘争も激化しているが、その帰趨もメドヴェージェフよりも、プーチンにかかっている。厳格な国家主義者たちと、穏健なリベラル派たちが、今後のプーチンの路線に対して影響を行使しようとしている。ゆえにその路線は、保守主義一色ということもなければ、ましてやリベラル一色ということもないと思われる。

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 現在執筆中のレポートに掲載するために、過去5年ほどのロシア国民のプーチンおよびメドヴェージェフへの支持率をまとめてみた。レヴァダ・センターによる毎月の全国調査結果を跡付けたもので、数字はパーセント。

 こうやって見ると、プーチンおよびメドヴェージェフの支持率は2008年頃をピークにその後低下傾向にあったことが分かるが、2009~2010年頃のそれが経済危機による生活水準悪化ということで説明がつきやすいのに対し、なぜ2011年に入って支持率がかなり目立って低下していたのかがよく分からない。2011年の初頭に、何か大きな転機があったのだろうか。国民が敏感に反応するのは自分の生活のことだから、2011年初頭に実施された社会保障改革の影響か? それとも、同時期のアラブの春に感化されたとか? 2010年暮れのフーリガン騒動で政権の権威が失墜したなんてこともあったか?

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 今週は雑誌の締切でブログに記事らしい記事は書けない。せめて、昨日昼に会社の近所を散歩した時の写真をどうぞ。春爛漫の隅田川界隈で、これは桜越しに臨む永代橋とスカイツリーの風景。ただ、iPod Touchで撮ったので、あまり高精細でなく、ご勘弁。

 「昼休みに花見なんて、ヒマなんじゃないの?」と言われそうだけど、歩いた方が脳が活性化して、結果的にデスクワークもはかどるのです。

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 今週は地獄の雑誌締切があり、ブログ/HPを更新している余裕がないのだが、これは雑誌用のレポートを執筆している過程で出会った知見なので、軽く披露しておく。「クリエイティブ・クラス」という言葉が、ロシアの新たなキーワードとして浮上していることだ。

 ウィキペディアから引用させていただくと、「クリエイティブ・クラス」という言葉は、経済学者・社会科学者であるリチャード・フロリダ (トロント大学 Rotman School of ManagementのMartin Prosperity Institute 所長)が、米国の脱工業化した都市における経済成長の鍵となる推進力として提示した社会経済学上の階級、ということである。蛇足ながら、これもウィキからだが、脱工業化社会とは、工業化を経た産業社会(工業社会)がさらに発展し、産業構造において情報・知識・サービスなどを扱う第三次産業の占める割合が高まった社会、である。

 それで、昨日のエントリーにも記したとおり、ロシアではこのほど、「戦略2020」と題する今後のロシアの指針となるべき中心的な文書がとりまとめられた。その戦略のなかで、まさに「クリエイティブ・クラス」という言葉が、キーワードとなっているのである。以下、戦略の一節を引用する。

 新たな成長モデルは、脱工業化経済、明日の経済への志向を想定している。その基礎となるのは、教育、医療、IT、メディア、デザイン、「印象の経済」など、人的資本の開発を志向するサービス部門である。先進国でも、途上国でも、「クリエイティブ・クラス」が誕生している。これは自らの日常的な仕事の過程でイノベーションを創出する創造的な労働に従事する人々である。21世紀の現代的な経済において、競争優位を決定するのは、まさに彼らである。近年の経済史が示しているように、クリエイティブ・クラスによるイノベーションの創出は、制度的な環境からは相対的に独立して、多様な組織やネットワークの枠内で生じる。そのためには、人的資本の開発に関連したすべての分野に、質的に異なるアプローチを採ることを必要とする。

 このように、戦略をとりまとめた有識者らはいわば未来志向を示しているわけだが、肝心のプーチン現首相/次期大統領が、「再工業化」路線を掲げて大統領選を戦い、大都市部のクリエイティブ・クラスというよりは企業城下町等の組織票で勝利を勝ち取ったという矛盾があるわけだ。

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P1050954

 北京出張のお土産フォトエッセイを続けてきたけど、たぶんこれで最後かな。なお、HPの「マンスリーエッセイ」のコーナーで、北京出張の雑感を軽くまとめたいと思っている。ただし、今週は恐怖の月報の締切があり、その他の重要案件もあるので、まったく余力がない。このブログおよびHPの更新は、ほとんどできなくなると思うので、悪しからず。

 北京の空港から帰国する際に、まだ中国元が80元くらい余っていた(1元≒13円くらい)。もう職場や実家へのお土産は購入済みだったので、何か自分のためのものを買おうと思って、ちょっと苦労したけど、最終的には良いものを見付けた。1本38元のネクタイを売っていたので、それを2本買い、ほぼ元を使い切った。めでたしめでたし。

 パッケージは安っぽいけど、日本円で500円くらいのわりには、意外にモノは良い。上海のメーカーの製品なのに、「Italy」と書いてあるのはお約束か。

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 3月23日のエントリーで、「ロシアの『戦略』2020の問題点」と題するエントリーを書いた。その後も本件に関する情報収集を続けており、こちらの記事が大変興味深かったので、紹介したい。「戦略」は、2008年にいったん採択されたものが、その後の経済危機などを受け、修正作業を経て今回の新版が採択されたわけだが、その修正作業にかかわった国民戦略研究所のM.レミゾフ所長が、「ヴズグリャード」というメディアのインタビューに応じている。所長は、新版の「戦略」の方向性が、プーチンの選挙公約と対極のものなので、「戦略」が活かされることはありそうもないという、かなり衝撃的なことを述べている。以下はその発言要旨。

 修正版の「戦略」が、なぜ今頃になって公表されたのかというのは、非常に単純である。選挙キャンペーンの期間中、それの邪魔にならないよう、伏せられていたということだ。「戦略」が伏せられている状態は、2011年4月20日から、2012年3月4日にプーチンが選挙で勝つまで続いた。2011年4月20日とは、プーチン首相が議会で政府活動報告を行い、その中で修正版の「戦略」の主要路線を退けた日だった。プーチンはその演説で、ポスト工業的な経済路線ではなく、積極的な産業政策、経済成長における国家の役割を主張したのである。選挙戦が進むにつれ、プーチンはその路線をさらに強め、修正版の「戦略」とは対極にある新たな工業化コンセプトを打ち出した。また、修正版「戦略」のイデオローグたちがロシアへの外国からの労働移民の受入に積極的なのに対し、プーチンはそれに批判的であった。

 プーチンは、夜警国家的なビジョンとは異なる、より中道左派的な、国家・開発路線を掲げて、大統領に当選した。新たな工業化、移民の制限、社会的公平がスローガンだった。もしもプーチンがこれらの公約を取り下げたら、政治的なメンツを失い、国民が寄せてくれた信頼を裏切ることになるので、プーチンはそれらの公約を実行していくはずである。

 むろん、「戦略」は広範な文書なので、都合の良い箇所が部分的に実施されることはあるだろう。メドヴェージェフが首相になった場合の社会・経済的イデオロギーには疑問も持たれるので、誰がメドヴェージェフ内閣の主要経済イデオローグになるのかが鍵となる。現在、それをめぐってエスタブリッシュメントのなかで競争が生じており、今回の「戦略」が公表されたのもその一環である。

 政権は2020年までに国防装備に20兆ルーブルを投入するというプログラムを2010年に承認しているわけだが、修正版の「戦略」の起草者たちは同プログラムを優先課題とは見なしておらず、そもそも産業政策およびハイテク振興の手段としての国防発注という路線を重要視していない。ところが、プーチンの選挙キャンペーンでは、国の発展はハイテク生産にかかっているという点が強調された。ロシアでは工業のうち最もハイテク的なセクターが国防産業なので、その保護・育成が死活的に重要とされるのである。

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 北京のイスラム街「牛街」にある、北京最古というイスラム寺院。それにしても中国の歴史的建造物は、宮殿はもちろん、孔廟、チベット仏教寺院、そしてイスラム寺院と、中身は違えど建築様式が似ている(特に屋根)。これなんかとてもイスラム寺院とは思えない。

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 ロシアの経済週刊誌『エクスペルト』のこちらの記事が、ロシアのインターネット検索サイトの勢力図について報じている。本当だったら内容を抄訳して紹介したいのだが、余裕がないので、備忘録的に図だけ載せておくことにする。要するに、グーグル、Mail.ruが台頭し、最大手のヤンデックスのシェアが侵食されつつあるというストーリーである。

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 思いっきりベタだけど、昨日、ヨドバシカメラ・マルチメディアAkibaで、新型iPadを予約してきた。4Gの64GBモデルで、色は黒。当然、今は入荷待ちの状況で、たぶん7~10日くらいかかるらしい。

 携帯電話がドコモだから、ドコモのタブレットの導入も検討したんだけど、現状で良い端末がないし、窓口で料金プランを相談しても話が複雑すぎて理解できなかった。その点、新型iPadはやはり端末として決定版だし、店で話を聞いたらSoftbankの料金プランもシンプルで明快であり、やっぱこっちしかないなという結論に。

 この間、スマホの導入も検討していたけれど、iPadがあれば、当面スマホはいらないや。iPad(ソフトバンク)+iPod Touch+ガラケー(ドコモ)という体制で当面やってみることにする。しばらくは、ヨドバシカメラのHPを毎日チェックして、iPadの入荷を待ちわびる日々だ(入荷しても連絡はもらえないので、自分でチェックしなければならない)。

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 先日の北京出張の際に、飛行機から撮影した、遼東半島の先端部。iPod Touchで撮影したわりには、意外と良く撮れてる。こういうダイナミックな眺めが見られるんじゃないかと期待して、窓際の席にして、正解だった。

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 突然ですが、今年度私は、ロシアのイノベーション政策についての調査プロジェクトを手掛けることになりました。本ブログ/HPでも、関連する情報を紹介するケースが増えてくるのではないかと思います。

 早速、関連情報を一つ。こちらのニュースによると、「ロシア・イノベーション地域協会」に、新たに4地域が加わることになったとのことなので、記事の要点を整理しておく。なお、同協会については、以前こちらの記事で触れたことがあるので、あわせてご参照いただきたい。

 このほど、「ロシア・イノベーション地域協会」の会合が開かれ、ロシアの4地域、すなわちバシコルトスタン共和国、リペツク州、サマラ州、ウリヤノフスク州から出されていた加盟申請が承認された。すでに加盟済みのところは8地域で、具体的にはイルクーツク州、カルーガ州、ノヴォシビルスク州、トムスク州、クラスノヤルスク地方、ペルミ地方、モルドヴィア共和国、タタルスタン共和国である。このほか教会には、ロスナノ社、ロシア・ベンシャー会社、ロシア政府付属国民経済アカデミーが会員として加わっている。S.ナルィシキン下院議長が協会の理事長を務めている。協会を設立する意向協定は2010年5月にトムスクで開かれた第13回イノベーションフォーラムで調印され、同年10月に加盟地域が設立文書に調印した。

 (記事では、今回新たに加わった地域の幹部が、それぞれに自地域のイノベーションの成果を語っているが、長くなるので省略。)

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 栄養ドリンクのRed Bullは、中国では「紅牛」か。そのままだな。つい、会津地方の郷土玩具「赤べこ」を連想してしまう。

 北京に行ってみて、認識を新たにしたけど、中国語では「赤」という語をほとんど使わなくて、ほとんど「紅」なんだね。まあ、中国語の初歩中の初歩なんだろうけど。そういえば紅衛兵とか五星紅旗とか言うもんね。ただ、中国語でも「赤道」とか「赤字」という単語はあるらしい。

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 皆さん、Microsoft OfficeのWordを使っていて、更新して保存したはずの文書が、もう一度開いてみると、なぜか更新前の古い状態のままだった、ということありません? 私はこれまで何度かあった。絶対に更新したはずなのに、開いてみると更新されていないという。

 で、今書いているレポートがあって、今日こそはそれを仕上げるぞと思っていたのに、今日Wordの文書を開いてみたら、昨日の更新作業が反映されておらず、驚愕! 昨日最後に作業をしたのは14:30くらいであり、文書の保存日時は確かにそうなっているのに、内容は更新作業を反映していないという…。Dropboxに保存しているので、Dropboxが原因かとも思ったが、どうも状況証拠から考えてWordのトラブルではないかという気がしている。昨日の数時間分の作業が失われ、すっかり労働意欲が萎えた。

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 私の尊敬するロシア政治アナリスト、政治工学センターのA.マカルキン第一副所長が、こちらのサイトで、「ロシア新内閣の輪郭」という論考を披露しているので、その抄訳をお届けする。

 ロシア新内閣は5月に形成されるが、そのコンセプトは今もって不明確である。プーチン人脈とメドヴェージェフ人脈の両方が政府入りすることは明らかだが、どのような比率になるかは不明だ。現在の政府にはメドヴェージェフ直系の人間がほぼ皆無なので、メドヴェージェフの政府内での影響が増すことは間違いないものの、政治システム全体における彼の役割は低下することになる。

 新内閣に関しては、2つのシナリオがある。第1に、可能性がより低いシナリオとして、効果的に改革を実施できるチームというものがある。しかしながら、そもそもの組閣の方式からして、一体性のあるチームができる可能性は最初から限られている。プーチンが大統領選で勝利した直後から、新内閣の構造と人事についてのプーチンとメドヴェージェフの協議が始まった。2人だけの協議である以上、その中身が分からないのは当然である。部外者は漏れ伝わってくるわずかな情報から推察するしかないが、その断片的な情報からも深刻な不一致が窺える。また、メドヴェージェフ新首相は、年金改革のような不人気な政策を実施できるのかという疑問もある。メドヴェージェフは政界に長くとどまることを希望しており、だからこそ現在政治分野の自由化法案の立法化を急いでいるわけであるが、有権者の支持に大打撃が生じるような不人気な政策を実施するのは彼にとって不都合なのである。

 そこで、より可能性の高い第2のシナリオが浮上する。それは、惰性的な条件では活動できるが、厳格な社会・経済政策は実施できない、という政府である。しかも、メドヴェージェフの影響力は最初から限定されてしまうことになる。

 すでに明らかなのは、憲法により大統領がコントロールすることが定められている一連の閣僚については、メドヴェージェフはコントロールできないということである。S.ラヴロフ外相しかり、A.ボルトニコフ連邦保安庁長官しかりであり、仮にA.セルジュコフ国防相が退任しても、後任を指名するのはプーチンだろう。メドヴェージェフは、自らの子飼いであるA.コノヴァロフが大臣を務める司法省については、どうにかして影響力を保持しようとするだろう。

 内務省をめぐる状況は不明確である。この役所の改革を始めたのはメドヴェージェフであり、自ら幹部の人選も行った。しかし、R.ヌルガリエフ大臣に対する国民からの批判は高まっており、警察が不祥事を起こすたびに、もう8年間も大臣を務めているヌルガリエフの立場は危うくなっているので、同氏の留任の可能性は低そうだ。ただ、メドヴェージェフが自派の人間を内相に据えられるかどうかは別の問題である。現在マスコミでは、メドヴェージェフが(ヌルガリエフの推した候補者を退けてまで)内務省モスクワ市局長に据えたV.コロコリツェフが、候補者として取り沙汰されている。そもそも、どのような基準で内相の人選を行うのかが、今のところ不透明である。

 武力官庁に劣らず政治的に重要なのが、蔵相である。現在は、クドリンの人脈で、緊縮財政主義者のA.シルアノフが蔵相を務めている。シルアノフが留任したら、クドリン流の財政政策が継続されるというシグナルと受け取っていい。もっとも、政府内での権力ということで言えば、クドリンには遠く及ばないが。同じ時期にフリスチェンコ産業・商業相の後を引き継いだD.マントゥロフが大臣代行にとどまっているのに対し、シルアノフがすぐに正式に大臣に任命されたことを考えれば、シルアノフ留任の可能性は高いと考えられる。周知のように、プーチンはいったん任命した政府高官を、特別な理由もなしに解任することは好まない。

 もし仮にシルアノフが解任された場合には、後任の蔵相候補となりうるのはT.ゴリコヴァ、A.セルジュコフである(彼らが現在のポストから離れる場合)。両者とも、プーチンには引き続き信頼されているものの、ともに自らのセクターの、つまりゴリコヴァの場合は医療関係の、セルジュコフの場合は軍需関係の、大企業との関係を悪化させ、国民の間でも人気がない。しかも両者とも以前、ゴリコヴァは財務次官として、セルジュコフは連邦税務局長官として、財政問題に直接かかわっていた。ゴリコヴァは長らくクドリンの直系であったが、最近になって関係がこじれていたようである。セルジュコフはクドリン・ファミリーには入っていなかったものの、税務局の自らの部下を次々と国防相の要職に据えてきた経緯がある。したがって、仮にゴリコヴァが蔵相になった場合は財務省におけるクドリンの影響力が急減し、セルジュコフならば大規模な人事異動が予想される。

 いずれにせよ、考えられる蔵相候補はいずれもメドヴェージェフの側近ではなく、その場合はプーチンが人事を取り仕切ることになる。

 かなり長いレポートなので、ブログ版ではこのあたりで。続きはHPに掲載するので、そちらでご覧いただきたい。

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 中国の男性ファッション誌の広告。11月号は、成功男子的品位教科書らしい。どんな国でもこんな内容のものはありそうだけど、やはり漢字で書き表されていると、何か凄そうな感じがする。

 と、書いたところで、よく見たら、「男子」ではなく「男士」になってた。それで、念のためちょっと調べたら、中国語では「男士」は(性別に関係なく)「人々」という意味らしい。でもこの雑誌の広告は、見るからに「モテ男のバイブル」っぽいし。う~ん、よく分からん。

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 こちらのニュースによると、ロシアの与党「統一ロシア」会派はこのほど、プーチン氏が大統領選挙戦の過程で発表した一連の制作論文を受け、そこで挙げられた最も喫緊の160の問題の解決に取り組むための段取りを策定した。会派のA.ヴォロビヨフ会長が4月3日、プーチン氏および「全ロシア国民戦線」幹部との会談後、記者団に対して明らかにした。ヴォロビヨフ会長は、我々は作業グループ(複数)を設置することを求めており、論文に掲げられたすべての問題が近い将来に、いつ、どのように実現されるべきかについてアルゴリズムを策定する作業に参加したい、下院の春の会期が終了した時点でプーチン新大統領と会い、この作業でどれだけの成果があったかを報告したい、と述べた。

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 北京のイスラム街として知られる「牛街」の界隈を散策し、「トルファン餐庁」というレストランで昼食をとった。しかし、ガイドブックに載っているような店なんだけど、どうも今一つだった。メインで注文したのは、左手前の羊の炒め物みたいなものだったんだけど、パサパサしていて、旨味を感じなかった。まあ、もっと多くの品数を試してみたら、美味いものもあるのかもしれないけど、1人で行ったので、それができないのが辛い。


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