準決勝の1試合目、スペインVSポルトガルは、「メッシなきシャッフル・クラシコ」といった顔触れの試合となったが、120分間戦っても両者得点なく、PK戦の末、スペインが決勝進出を決めた。同じスコアレスでも、先日のイタリアVSイングランド戦は何度も決定的シーンがあったが、このスペインVSポルトガルは決定機や枠内シュートが互いに数えるほどしかなかった。勝ち上がったのはスペインながら、個人的には、無敵艦隊に碇をかけて身動きとれなくしてしまったようなポルトガルの守備が特に印象に残った。
さて、今回のユーロは旧ソ連圏で開催される初めての大会であり、共催国のウクライナもポーランドも、そしてロシアもすでに敗退してしまったけれど、私個人は引き続き旧ソ連目線にこだわってTV観戦している。先日はスタンドでベラルーシ国旗を振っていた観客がいたということを書いたが、このスペインVSポルトガル戦でも、アルメニア国旗やウズベキスタン国旗が見られた。RUSSIAと書かれたTシャツを着ている客もいた。まあ、この試合が行われたドネツィクは最もソビエト的な都市の一つと言っても差し支えなく、ウクライナ国民だけでなく、他の旧ソ連諸国のサッカーファンにとっても気軽に観戦に訪れることのできるところなのであろう。他方、西欧の人々にとっては、ドネツィクは距離的にも文化的にも遠い街で、訪れるのにはやや壁がありそうだ。こちらのレポートでは、ウクライナ・ポーランドの共催と言っても、両国間の移動すら困難であり(特に地方都市は)、「共催というよりはそれぞれの独自開催」という趣きがあることが指摘されている。
ウクライナ・ロシアは早々に敗退してしまった今大会だが、ロシアのクラブに所属する選手は1人残っていた。ゼニト・サンクトペテルブルグのDF、ポルトガル代表のブルーノ・アウベスである。しかし、彼は昨日のスペインVSポルトガルのPK戦で蹴る順番を間違えた(?)末、それで動揺したのか、自分の出番ではキックを失敗して戦犯となってしまった。あと、もう1人のゼニト・サンクトペテルブルグ所属選手のDFクリシートも本来であればイタリア代表選手としてまだベスト4に残っているはずだったのだが、八百長疑惑で今回のメンバーから外されている。
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