ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

ロシア・ウクライナ・ベラルーシを中心とした旧ソ連諸国の経済・政治情報をお届け

 以前お伝えした情報の続報。こちらのニュースなどによると、このほどウクライナはCIS自由貿易協定の批准手続きを完了した。CIS自由貿易協定は、2011年10月18日に、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、モルドバ、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、アルメニアの8ヵ国で調印。ウクライナ最高会議は7月30日に批准法を可決。ヤヌコーヴィチ大統領が8月9日にこれに署名し、批准が完了したもの。ロシア、ベラルーシに次ぐ3ヵ国目の批准国となった。

 批准法に示された財政・経済的根拠によれば、CIS自由貿易地域への参加により、ウクライナのGDPは2.5%押し上げられ、また財政歳入は年間94億フリヴニャ増大すると見込まれる、という。また、CIS域内の貿易障壁撤廃がウクライナの各産業分野に及ぼす効果の見通しも示されているが、なかでも機械産業が7.19%増と最も恩恵を受けると期待されている。

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 五輪サッカー男子の決勝は、2:1でメキシコがブラジルに勝利し、大団円となった。個人的に、メキシコ・チームの完成度の高さに期待し、良い勝負になるかもと思ってはいたが、メキシコがここまで見事な完勝を遂げるとは予想していなかった。メキシコは、むろん個々のプレーヤーの知名度や能力ではブラジルに引けをとるが、それでも技術は非常にしっかりしている。フィジカルもあるし、何よりチームが良く組織化され、戦い方も賢い。とにかく、バランスが良くとれたチームだった。私のイメージで言うと、「20品目バランス定食」という感じ。それが、確かに旨いしインパクトはあるが、ややアンバランスなステーキ定食=ブラジル代表に勝利したと、そんな印象である。メキシコのフル代表の試合を観ていてもしばしば感じることだが、体格や個人技で必ずしも傑出しているわけではないのに、非常に完成度の高いチームを仕上げてくるメキシコというのは、日本としてももっとお手本にすべき存在なのではないかと思う。

 そんなわけで、「サッカーしか観ない」と決めている私にとってのロンドン五輪は終わった。試合は観なかったが、昨日女子のバレーボールで日本が韓国を破って銅メダルをとってくれたそうで、この状況でまた韓国に負けたりしたら目も当てられないというところで、よくやってくれた。やはり、団体競技のメダルというのには、格別の重みがある。誰もが疑問に思うところだろうけど、オリンピックって競技によって団体と個人が両方あったり、そのどちらかだけだったり、三位決定戦があったりなかったりで、どうも釈然としない。一番日程が過酷と思われるサッカーですら三位決定戦をやっているわけだから、すべての競技でやれよと言いたくなるような。

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 男子サッカーの三位決定戦は、日本が0:2で韓国に屈し、銅メダルを逃した。

 痛恨の敗戦であり、思わず「国辱」と言いたくなるのも事実である。試合内容も完敗であり、ほとんど何もできなかったわけだから。準々決勝でもそうであったように、日本の攻撃は驚くほど引き出しが乏しかった。

 他方、日本サッカー全体における今回の五輪チームの位置付けを考えれば、4位という結果は良くやった方という評価もできる。一昔前であれば、23歳以下の有望選手は全員五輪チームに動員し、オーバーエージでも最高の人選をしたことだろう。しかし、今日の日本サッカーでは香川のように23歳以下でも成り上がりすぎて呼べなくなってしまったプレーヤーもおり、日本の協会も五輪チームよりフル代表を優先していたことは明らか。また、Jリーグのクラブも、自軍の選手が五輪チームに招集されることに無条件に応じるという雰囲気ではなくなっている。言ってみれば、五輪代表はある種「継子」扱いされていたわけであり、その意味ではサッカー先進国に近付いたとも言える。今回の関塚ジャパンは、そういう限られた条件の中で選手をやりくりし、チームとしての戦い方を成熟させるような時間的余裕はほとんどなかった。当初の悲観的見通しを覆し、4位まで上り詰めたということは、客観的に見れば、それなりに評価してもいいかもしれない。

 まあ、相手が相手だけに、痛恨であったことは間違いないが。

 日本VS韓国戦は、03:45試合開始。なでしこの決勝と同じ時間帯。夜更かしして観るのにも、逆に早起きして観るのにも、どちらも辛い時間帯である。なでしこの決勝戦は自分なりにリスペクトを表現したかったので短い仮眠をとって早起きして生で観たが、男子の三位決定戦はそれほどまでの思い入れはないので、録画して今朝観た。あとは、男子サッカーの決勝を観ようと思っており、これで(サッカーしか観ないと決めている)私にとってのロンドン五輪は終幕を迎えることになる。

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 こちらなどでお伝えしたウクライナの言語法をめぐる動きの続報。こちらの記事によると、問題の法律「国家言語政策の基礎について」は7月3日に最高会議によって可決され、8月8日ヤヌコーヴィチ大統領の署名により成立、8月10日付の『ウクライナの声』紙に掲載されて発効した。なお、ヤヌコーヴィチ大統領は8月8日、13日までに言語関連の各種法令を修正するための作業グループを設置するよう、内閣に指示している。

 今回の言語法は、ある地域の住民の10%以上が母語としている言語を、その地域の地域言語として公式的に使用することをうたっている。法律によると、「欧州地域言語・少数派言語憲章」に照らすと、ウクライナでは18の言語がそうした地域的な利用の対象になるという。法律では、ある言語の母語率が当該地域の10%以下であっても、地方自治体の決定があれば、そうした利用が可能であるとしている。そうした認定を受けた言語は、当該地域で国家および行政機関、教育機関で用いられ、法律の定めるその他の社会的領域でも用いられる。最高国家機関の法令はウクライナ語で制定され、ウクライナ語・ロシア語およびその他の地域・少数派言語で公布される。パスポートまたはそれに代わる身分証明書は、ウクライナ語と地域・少数派言語のうちの一つで記載される。教育機関における教育言語は、入学の際に本人または両親の申請にもとづいて決定される。当該教育機関で採用されている言語以外での授業を望む申請が一定数を上回った場合には、その言語の別クラスを設けなければならない。

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 私が生業としている『ロシアNIS調査月報』の2012年9-10月号の編集作業が、すべて完了したところ。今号が合併号で、1回休みが入るので、その間に色々と溜まっている懸案を片付けたいところだ。

 今回の月報は、こんな内容である。私が2011年のロシアの貿易統計を紹介するメインのレポートを書いている。まあ、読んで面白いかどうかは知らないが、毎年このレポートにかなりの労力を費やしている。しかも、本年はいくつかの新機軸があった。今までは、紙の状態で発行されたロシアの統計集を入手し、まずそれれをアルバイトに入力させて、それをもとに図表を作成していた。しかし、本年はPDF版の統計集を入手することに成功し、また最近PDFファイルをWordおよびExcelに転換する技を覚えたので、実験的な意味も込めてそういう諸々の作業を含め全部独力でやってみた。まあ、新方式で、ある程度効率的にはできたと思うけれど、やはり自分で全部データ処理をやる分、それなりの労力はかかった。

 さて、ロシアのメインとなる貿易統計は、ロシア連邦関税局が作成している通関統計である。その際に、問題となるのは、関税同盟に起因するデータの欠落。ロシアとベラルーシが1995年に関税同盟を結成した関係で、以前からベラルーシとの貿易取引はロシアの通関統計の対象外となっていた。そして、先般ロシア・ベラルーシ・カザフスタンの3国関税同盟が新たに発足し、これに伴い2010年7月1日以降はカザフとの取引もロシア通関統計に記録されなくなってしまったのである。ただ、注目すべきことに、他方では3国関税同盟としての通関統計が整備され始めており、関税同盟の事務局であるユーラシア経済委員会のウェブサイト上で公開されている。そこで今回の私のレポートでは、ロシア連邦関税局の通関統計の欠落を、ユーラシア経済委の関税同盟域内取引の統計によって補うということを、初めて試みてみた。

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 具体的には、上の表のような感じになる。これは2011年のロシアの電力の主要輸出相手国をまとめた表になる。ベラルーシおよびカザフスタン向けの輸出状況が、ロシアの通関統計には記録されていないので、ユーラシア経済委の統計からそれを補った、というわけだ。ただし、残念ながらユーラシア経済委の統計では金額が得られるのみで、数量は明らかでない。いずれにせよ、ロシアの貿易を分析する上で、ベラルーシとカザフを除外してしまってはまずいことが、お分かりいただけるであろう。

 私としては、ロシアの通関統計における対ベラルーシ・カザフ取引の欠落を補う方法論を考案し、執筆および当該号の編集を終えられて、やれやれと思っていたところだった。ところが、本日のロシアのニュースを眺めていたら、ロシアの貿易統計をめぐる状況が、また変わってしまったということが判明した。こちらのニュースを読んでいたら、ロシアの電力輸出が今年に入って低下したという話題が伝えられていて、その中で、2011年のロシアの通関統計では対ベラルーシ・カザフ取引が考慮されていないが、2012年のそれでは考慮されている、ということが書かれていたのである。本当だろうかと思って、ロシア連邦関税局のウェブサイトの統計コーナーで確認したら、確かに本年に入ってから対ベラルーシ・カザフ取引額の推計値も考慮するようになっているようである。

 まったく、これだからロシアの統計は油断できない。統計が網羅的になるのは結構なことだけと、2011年と2012年を同じ条件で比較できなくなってしまいそうだ。

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 女子サッカーの決勝は、日本が1:2でアメリカに屈した。この決勝戦を見届けて、個人的には、2つの思いを抱いている。

 第1に、果たしてなでしこは自分たちの持てる力、自らの持ち味を出し切ったのだろうかという疑問。これまでの試合と同様、決勝戦でも、「らしさ」は出せなかったというのが私の感想だ。守備も攻撃も、もっとできたはずという念を禁じえない。むろん、日本の持ち味を出し切ったとしても、アメリカに勝てるかどうかは別問題だが、私個人としては何とも言えない消化不良感が残った。

 第2に、これは上述の点と矛盾するようだが、アメリカとの決勝戦を観ていて、日本側に、明らかに通用する選手としない選手がいたことは否定できない。やはり力を発揮していたのは澤や大儀見であり、国際経験豊かで外国人にも当たり負けしない強さを持っている選手は戦えていた。

 もちろん、銀メダルでも充分称賛に値するが、他ならぬ選手たちが世界の頂点を目指していたわけだから、「感動をありがとう」などとは安易に言いたくない。とはいえ、戦いを終えた選手たちには、お疲れ様と言いたい。

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 一仕事終えたので、昨日は有給休暇をとり、家でサッカーや映画などを観てのんびり過ごさせてもらった。過日、ユーロを観るためにWOWOWに加入し、むろんユーロが終わったらとっとと解約したが、加入中に録り貯めてあった映画が何本かあり、それをその後時間のある時に少しずつ消化している。その中には実写版の宇宙戦艦ヤマトなどというトンでもないものもあったが(笑)、昨日鑑賞したのはぐっと完成度の高い作品だった。2年前に公開され評判になった邦画「悪人」である。

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 有名な映画なので、あまり説明は要さないだろう。本作はモントリオール世界映画祭ワールド・コンベンション部門に正式出品され、深津絵里が最優秀女優賞を獲ったことで話題となった。で、主演は妻夫木聡なのだが、失礼ながら、私はこの人の良さが分からない。演技も上手くないし、それほど男前とも思わないのだが、なぜあんなに人気があるのか。本人の演技だけでなく、私はこの人が出た映画やドラマで面白いと思ったことが一度もなく、彼の最高傑作は東京ガスのCMではないかと思っていたくらいだった。しかし、本作「悪人」は、はまり役だと思った。地方の口下手なヤンキーという役柄が、本人の持ち味とピッタリ合っているように感じた。妻夫木氏だけでなく、この映画はとにかく配役が絶妙であり、キャスティングの勝利と言うべき作品だろう。その結晶が最優秀女優賞だったのだと思う。

 九州を舞台にした映画ということは、知らなかった。しかも、私などはまったく判別できないが、福岡・佐賀・長崎とそれぞれの方言を使い分けているようで、丁寧な作りだと思った。ただ、その割には、逃走中に犯人のヒゲが伸びてこないのが不自然であり、深津サンがすっぴんで体当たり演技をしているだけに、バランスを欠いているように感じた。あと、まさか私のブログで映画の予習をする人などいるわけもないのでネタバレさせてもらうが、妻夫木氏は演技で泣くのが不得意だという話を聞いたことがある。本作でも、本来であれば、ラストシーンで涙を落とさなければならなかったのではないか?

★★★★☆

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 男子サッカーの決勝進出をかけた日本VSメキシコ戦。日本は1:3で敗れ、3位決定戦に回ることに。もう1試合はブラジルが韓国を3:0と圧倒。この結果、くしくも決勝は中南米対決、3位決定戦は東アジア対決となった。

 私が観戦した範囲内では、この大会におけるメキシコとブラジルの力は図抜けていた。その両者が決勝でぶつかるのは、実に順当なところ。決勝戦は、選手の知名度や個の力でブラジルに分があるようについ考えてしまうものの、ブラジルの戦い方にはけっこう雑なところがある。チームとしての完成度は明らかにメキシコの方が上であり、面白い戦いになりそうだ。

 日本VSメキシコの準決勝は、日本が「持ってるチャラ男」こと大津の鮮烈弾で早い時間に先制したものの、試合が進むにつれどんどん劣勢になり、正直勝てる気はまったくしなかった。私が語るまでもないことだが、前線からのプレスでショートカウンターという日本の戦術が、連戦の疲労からか機能せず、メキシコの速くて上手いパス回しにいいように振り回された。怪我で絶望と言われていた永井の先発出場には驚いたが、その頼みの永井もさすがに相手にしっかりマークされ、見せ場は作れなかった。

 逆にメキシコが高い位置からプレスをかけて日本を脅かすようになり、後半に苦しい時間帯が続く。そんな中、GK権田がボランチの扇原に渡そうとしたボールが、敵に奪われてしまい、逆転弾を食らったわけである。日本の失点も痛恨だったが、あの場面で呑気にリプレー再生していて肝心なシーンを生で放送しそこねた中継制作者は死刑ものだろう。

 それにしても、リードされて以降の、日本の「何もできなさ加減」は、ハンパなかった。疲労は考慮しても、あそこまで繋ぎでミスが出てしまっては…。繋げないのなら、パワープレーで行った方が、まだしも一縷の可能性があるのではないかと思ってしまった。

 メダルを賭けた日韓戦か。恐ろしいな。

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 雑誌の締切日なので、簡単な記事しか書けませんが。

 それにしても、川上嬢の超音波解説は、耐えられないわ。昨晩は、最初NHK-BSで観ていて、アナウンサーの変なテンションや川上嬢の声があまりにも耳障りで、「これだったら民放の方がマシか」と思って日テレに切り替えたら、そちらも同じ実況・解説で、逃げ場がなくなってしまった。川上嬢というのは、元なでしこ戦士の中では容姿が良いということでキャスターを務めていると思うのだが、声が耳障りで特に気の利いたコメントも言うわけではないのだから、(顔の出ない)ゲームの解説という仕事は向いていないのではないか。

 誰のせいなのかは知らないが、五輪サッカーの中継のクオリティは驚くほど低く、怒りを感じる。まあ、国際映像の制作者のせいなんだろうけど。プレーの進行中に、仮装大賞のごとくスタンドの観客を映してみたり。また、呑気にスロー再生をしている間に、もう次のプレーが始まっていて、チャンスやピンチになっているなんてことも多い。すると、またそれをスロー再生したりして、延々と訳の分からない追いかけっこをしている。いつも言うように、サッカーのTV中継などというのは、俯瞰でずっとライブ映像を流しているのが一番観やすいのであり、それ以外の変に凝ったカット割りなどは邪魔でしかなく、ましてやプレー中に観客席の様子やスロー再生など映すのはクズである。あー、腹が立つ。

 締切日というわりには、延々と文句を書いていますが(笑)。まあ、昼休みなので。

 しかしなあ、昨晩の日本VSフランス戦、2対1でなでしこが勝利し、決勝進出、銀メダル以上を決めたものの、あまりにも苦しい試合だった。まあ、ある程度パワープレー的に押し込まれる時間帯があるのはしょうがないけれど、日本が攻撃の良い形というものを一度も作れなかったというのが、ねえ。シュートは3本だけだったらしく、すなわちフリーキックからゴールを決めた2本と、終盤に大儀見がカウンターから裏に抜け出てポストに当てた1本だけだったということになる。この大会を通じて、ボランチの2人が守備に追われることが多く、中盤でのリズムの良いパス回しが見られない。昨晩のフランス戦などは、後半は跳ね返すだけになってしまって。

 日本女子代表のサッカーの質は、昨年のW杯の時の方が上だったなあ。今大会は、結果は出ているけれど、「これぞなでしこ」と溜飲を下げるような場面が、ほとんどなくて。まあ、女子サッカーではW杯よりも五輪の方が重視されているようだから、各チーム五輪をピークに設定し、その上なでしこを徹底的に研究して挑んできていて、それでW杯の時よりもパフォーマンスが落ちているように見えるのだろうか。

 正直に言うと、私はこれまで、今大会で正GKを務めている福元を、あまり良いGKとは思っていなかった。相手のシュートをキャッチすればいいものを、足で止めてキックで味方に繋ごうとしたりして、そういうところに危うさを感じていた。しかし、昨晩の試合に限っては、両チームのGKの違いが勝敗を分けたと言っても過言でなかろう。「なるほど、こういう反応や機敏さを備えたGKだったのか」と、納得した。あと、気が早いようだが、もしも日本が優勝したら、個人的には岩清水をMVPに推したい。

 なんか、深夜に悶絶しながら観たものだから、ネガティブ・コメントが多くなっちゃったけど、良く考えてみればものすごい快挙だ。

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 編集を担当している月刊誌の締切が明日なので、一両日中はブログに大した記事は書けない。明日は深夜に男子サッカーの準決勝があるから、何としてもそれまでに作業を終えて帰宅しないとな。

 ただ、本日のロシア関係のニュースを眺めていたら、まあ夏休み時期だし土日の後だし、大した記事はなかった。目立っていたのは、鉄道関係の記事だった。というのも、ロシアでは8月の第1日曜日が「鉄道の日」とされているそうで、その関連で昨日8月5日に色んな動きがあったり、情報が伝えられたりしたものだ。ロシアでは、特定の業界の記念日というのがそれぞれ設けられていて(7月の第3日曜日が「冶金工業の日」とか)、当該の業界の人たちにとってはかなり重要なお祭りの日なのである。

 鉄道の日の関連で、ノーヴォスチ通信の記事に、上掲のような図が出ていた。ロシア鉄道はヨーロッパの14ヵ国に旅客列車を運行しているということであり、そのルートマップと、所要時間および料金がまとめられている。ただ、この場合CIS圏のウクライナやベラルーシは「外国」として勘定に入っていないようだ。いずれにしても、これを眺めながら、いつの日かロシア~欧州間を鉄道で旅してみようかなどと思いを巡らせるのも、悪くはないだろう。

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 自宅では、PCでデータの打ち込みやら編集やらの単純作業をすることが多い。そんな時、音楽を鳴らしながら作業をすると苦にならない、というかかなり楽しい。で、今まではデスクトップPCのモニター内臓のちゃちなスピーカーで音楽を鳴らしていたのだが、今般、PCに接続するスピーカーを購入してみた。まあ、今となっては自宅のデスクトップPC上のiTunesが私の音楽ライブラリーの中核となっており、今までちゃんとしたスピーカーを繋いでいなかったのがおかしなくらいだが、遅れ馳せながらようやく導入したということで。

 ヨドバシカメラ・マルチメディア・アキバのPC用スピーカーの売り場で物色したところ、正直「これぞ」という商品はなかった。私は日本のオーディオメーカーのものを買いたかったのだけれど、PC用スピーカーは周辺機器という位置付けなのか、バッファローとか、周辺機器メーカーのものが多かった。Boseのスピーカーがあって、多少心が動いたが、高すぎたり大きすぎたりして、ちょっと買うのがためらわれた。結局、店頭で売れ筋っぽかったCREATIVEというブランドの2.1チャンネル(ステレオの左右のスピーカー+低音のサブウーファー1個)のスピーカーセットを購入。お値段は7,000円くらいだった。

 早速接続し使用してみたが、満足度はまあまあかな。確かに、PCのスピーカーなんかとくらべれば、ぐっとオーディオっぽい音が出るし、ステレオ感や低音は比べ物にならない。ただ、HiFiというレベルには至っておらず、これだったら2~3万出してもいいからBoseとかのもっと良いものを買えば良かったかなという気もしている。

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 スポーツ選手が政治家に転身したりするのは、イヤな感じがするものである。小沢一郎のマスコットになってしまったヤワラちゃんしかり。目下のところ私が心配しているのは、なでしこジャパンの澤が既成政党の甘い言葉に誘われて次の総選挙に出馬したりしないかということだったりする。まあ、自らの政見や信念があっての政界進出ならそれもアリだろうが、広告塔だったり、国会の乱闘要員としてスポーツ選手がリクルートされるのは、勘弁してほしい。

 さて、ウクライナ・スポーツ界の最大のヒーローで、先のユーロ2012で最後の輝きを放ったアンドリー・シェフチェンコが、サッカー選手として現役引退し、政治家に転身することになった。正直言って、背景に少々きな臭いものを感じる。

 こちらのニュースによると、シェフチェンコは7月27日にサッカー選手として引退して政界に進出することを表明。翌28日、ナターリヤ・コロレウシカ女史の政党である「進め!ウクライナ」に加わることを発表した。シェフチェンコは、「私は政治家として自己実現し、ヨーロッパでの経験を皆と分かち合い、国のために尽くしたい。私はナターリヤ・コロレウシカのチームに加わることを決めた。なぜなら『進め!ウクライナ』は未来の党、若きリーダーたちの党だからだ。政治家として私は社会政策とスポーツを推進する。私のモットーは、健全な精神は健全な肉体に宿るというものだからだ」というコメントを出した。一方コロレウシカは、「シェフチェンコはウクライナの誇り。彼が我々のチーム、新世代の政治家のチームに加わってくれたことに感謝する。国のため、人々のために働く時が来た。シェフチェンコは未来の政治、新しい政治を選択してくれた。これは非常に重要なことで、我々は共に、ウクライナが前進するために一体となって全力を尽くす」と述べた。そして、こちらのニュースによると、「進め!ウクライナ」は8月1日から2日にかけて党大会を開催し、10月28日に投票が行われる最高会議(国会)選挙に向けた比例名簿を決定、シェフチェンコは党首のコロレウシカに次ぐ名簿2位で選挙を戦うことになったようである。

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 さて、問題はこの「進め!ウクライナ」の素性である。コロレウシカは元々Yu.ティモシェンコ女史の弟子的な存在として、野党陣営に属していた人物だ。しかし、昨秋にティモシェンコが投獄されたあたりから、個人的な野心を見せるようになり、野党陣営との亀裂が生じていた。コロレウシカは社会民主党という政党に属しており、同党は他の民主野党勢力とともにティモシェンコ・ブロックを形成していたわけだが、2011年12月23日にコロレウシカが同党の党首に就任し、雲行きがおかしくなる。2012年3月14日にコロレウシカは最高会議のティモシェンコ・ブロック会派から除名され、翌15日には社会民主党自体がティモシェンコ・ブロックから除外された。コロレウシカは、この決定はリーダーたるティモシェンコの了解を得ずにO.トゥルチノフ氏が勝手に決めたことだと批判、これに対しトゥルチノフは獄中のティモシェンコとは連絡をとるのが難しかったとして独自の判断だったことを認めた。3月22日に社会民主党は「ナターリヤ・コロレウシカ党『進め!ウクライナ』」と改名した、という経緯である。

 トゥルチノフをはじめとするティモシェンコ・ブロックの幹部が社会民主党/コロレウシカの排除に動いたのは、同勢力がヤヌコーヴィチ政権と裏で繋がっていると判断したからである。これに対しコロレウシカは、我々は引き続きヤヌコーヴィチ政権に反対していると弁明していた。しかし、最新のこちらのニュースによると、「進め!ウクライナ」には政権与党である地域党のO.エフレモフ会派長が資金を拠出しているという指摘もあるということだ。

 つまり、「進め!ウクライナ」は政権側が野党陣営を分裂させ、いざという時の連立パートナーを用意しておくための工作であるという疑いが強いということになる。シェフチェンコが汚い政局に巻き込まれて国民からの信頼を失うようなことがなければいいが…。

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 サムライブルー・ジュニアが準々決勝でエジプトを3:0と下し、準決勝に駒を進めた。決勝進出を賭け、次はメキシコと対戦することになったようである。

 昨晩の試合、ボール支配率はエジプトの方が高かったようだが、内容的にはほぼ日本の完勝と言っていいだろう。本ブログでエジプトは侮れないというようなことを書いたが、実際にはまったく危なげなかった。というか、私はベラルーシの左サイドが何度も崩されるのを観て、「ベラルーシの左サイドは弱い」という風に解釈したんだけれど、むしろエジプトの右サイドが強かったんだな、あれは。エジプトは、昨晩の日本戦でも見られたように、これだけ左右非対称なのも珍しいというくらい、攻撃が極端に右に偏重したチームだった。まあ、そこはうちらはオーバーエージの徳ちゃんと吉田がいるサイドだから、特にやられることもなかったし。あとは、序盤から日本がハイプレスで飛ばしすぎ、後半足が止まるのではという危惧を抱いたものの、ほぼ最後までペースを落とさずに戦い切ったことは立派だった。エジプトは特例でラマダン免除だったという説もあるが、いずれにしても真昼間の試合で鍵を握るフィジカルの面でも、日本が終始優位に立っていた。

 そんなわけで、男女ともにベスト4に入り、サッカーだけで日本の試合をあと4試合も観れることになった。嬉しい限りだ。何しろ、個人的には、今五輪ではサッカーしか観ないということを公言していて、今のところそれを実践中。色々とやらなければならないことがあるので、サッカー以外の競技は、今のところ一秒も観ていない。もしも日本がサッカーで敗退したら、自分にとっての五輪が終わってしまうので。まあ、「色々とやること」の中には、「Jリーグを観る」というのも含まれていて(笑)、昨日も実は生観戦はJリーグを優先し、五輪サッカーは録画で観たのだが。

 あまり情報ないけど、永井大丈夫か?

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 サッカー女子の準々決勝、日本VSブラジル。なでしこジャパンが苦しい試合をものにし、2:0で勝利、準決勝に駒を進めた。

 誰がどう見ても、困難に満ちた試合だった。特に前半の20分くらいまでは、ブラジルが予想外のフォーメーションで来たことに戸惑わされ、相手の速さ・強さ・上手さに対応しきれず、いつ失点してもおかしくないという感じだった。あの時間帯を無失点で乗り切れたことが、第一の勝因だろう。そして、20分過ぎから攻撃のリズムを掴んで、先制に成功する。澤がフリーキックを素早く始めて、大儀見が相手の裏に飛び出して冷静にゴールネットを揺らした。

 グループステージ第3戦であえて引き分けを選択してまで、この日のカーディフでの試合に臨んだなでしこだったが、「移動なしで運動量で相手に優位に立てる」という戦前の予想は、ちょっと裏切られた感じ。後半になると運動量が落ち、再び押し込まれる展開になった。私自身は、この試合を分けるのは日本が2点目をとれるかどうかだと思っていたが、苦しい時間帯に2トップがやってくれた。73分、ディフェンスラインが跳ね返したボールが大儀見にわたり、上手いトラップで敵DFと体を入れ替えると、中央で待つ大野に浮き球のラストパス、それを大野がDF2人に迫られながら左足で豪快にゲットした。それ以降も試合終了のホイッスルまで押される展開が続いたものの、この2点目により両チームのメンタルは完全に明暗が分かれ、あとは安心して観ていられた。

 前回2008年の北京五輪のなでしこの戦いを観た時に、私などは、美しいパス回しに驚く一方、「このサッカーではメダルは無理だな」と思ってしまった。体格で勝る欧米のチームを相手に、中盤でパス回しにより相手を翻弄することができても、相手ゴール前に迫るとそこにはロッキー山脈やアルプス山脈が控えており、そこで堰き止められてなす術なし、という印象だった。一方、敵はチャンスは少ないながら、ここぞという場面ではピッチを大きく使ったダイナミックな攻撃で、あっけなく点をとってしまうという感じだった。当時のなでしこは、まさに「美しく散る」という形容がぴったりだった。それゆえ、昨年のW杯で日本が優勝したことは、私にとっても嬉しい驚きだった。美しいサッカーで、優勝という結果も手にしたわけである。

 それに対し、今回のロンドン五輪。グループステージ第3戦で引き分けを選択したりと、むしろなでしこの「したたかさ」が目立つ。昨晩の得点にしても、なでしこらしいパス回しで崩したというよりは、1点目は相手の虚を突いたものであり、2点目は相手が前がかりになったところでのカウンターである。勝ち切るための試合運びという意味で、ずいぶんたくましいチームになったものである。

 で、そのしたたかさやたくましさはもちろん称賛に値するけれど、本来のなでしこらしい高度な機能美という魅力が、今大会ではあまり感じられないのが、気になる。まあ、結果を出しているわけだし、五輪本番で贅沢は言ってられないというのはそのとおりなんだけど。でもやはり、今回のチーム、攻撃が上手く行っているとは、言えないだろう。W杯の時は、もっと中盤でボールが持てたはず。うーん、どうなんだろう?

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 こちらのサイトで、エジプトに敗れ決勝トーナメント進出を逃したベラルーシ代表のコンドラチェフ監督が、インタビューに応じている。まあ、応じているとは言っても、さすがに敗退決定翌日のやり取りだけに口調はとげとげしく、「ほぼ兵を語らず」といったところ。一応、行きがかり上、発言要旨を以下のとおりまとめておく。

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 (結局のところ、昨日は何が起きたのか?)何が起きたかって? 我々は強いチームに負けたということだ。 我々がオリンピックで優勝するなどというのは、ありえないだろう。

 (非難めいた訊き方をするつもりは毛頭なく、昨晩の主たる敗因は何だったかということを訊きたかったのだが)主たる敗因は、エジプトが我々よりも強かったことだ。エジプトはベラルーシよりもサッカーが上手い。

 (エジプトはフィジカル面でベラルーシを上回っていたように見えたが?)テクニック面では上回っていなかったとでも言うのか? 繰り返すが、彼らの方がサッカーが上手く、それがすべてだ。

 (こんな形でオリンピックを去ることになって、ベラルーシの選手たちは落胆しているか?)むろんだ。それ以外にありえない。

 (大会を通じての評価をお願いしたい)我々は、持てる力以上に頑張った。持てる力の何倍もの力を発揮した。五輪の予選を兼ねたヨーロッパ選手権から始まって、何度も崩壊の危機を乗り越えてきた。

 (ただ、監督自身、この五輪での目標はグループステージ突破だと明言していたが?)監督としては、当然そうした目標を掲げるはずだ。

 (大会期間中は、選手のプレーに対する批判的な発言は避けてこられたが、大会が終わった現時点ではどうか?)いや、その評価はしない。彼らは力の限り戦ったのであり、批判的なことを言うことは一切できない。

 (グループステージの2試合目までは、ベラルーシ代表のプレーぶりに関する評価は、ほとんどの場合、肯定的だった。しかし、3戦目に負けて、批判を受け始めているという感じはあるか?)私はもうかなり以前から、批判的評価は気にしないようにしているし、新聞雑誌なども読まない。私は、自分と選手たちが全力を出し切ったということを分かっている。これまで我々を何やかんやで批判してきた連中が、今もそれを続けているというだけのことだ。

 (オリンピックのサッカーは大会として特殊で、重視しない向きが多いが、実際にそれに参加してみて、これは最高レベルの大会と言えるか?)もちろんだ。スペイン、ウルグアイといったチームが敗退したこと見たまえ。世界のサッカーのレベルは急激に上がっている。

 (サッカーは別として、オリンピックについての感想は?)我々はほとんどオリンピックは観ていない。街から街へと移動する生活だったので。だから、何も言うことはできない。ベラルーシ選手の競技も、ごくたまにテレビで見かけただけだ。

 (ルカシェンコ大統領は、ベラルーシ選手団が25のメダルを獲ることを目標に掲げたが、現実的と思うか?)15も獲れば上々だろう。

 (貴方はフル代表の監督でもあるが、オリンピック代表からフル代表を狙えるような選手は現れたか?)私は彼らの多くがフル代表入りすることを望んでいるが、実際にどうなるかは分からない。彼らはより強いクラブに移籍する必要がある。ベラルーシ国内では成長は難しい。

 (今回のオリンピックは、ベラルーシ独立後、初の大きなサッカー国際大会への出場だった。次はいつになるか?)それを言うのは難しい。我々が大きな国際大会に参加できるのは、かなり幸運が重なった時だけだろう。

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 ロシアで8月2日、大陸棚での石油ガス開発の促進の問題をテーマとした閣議が開催された。

 こちらによると、D.メドヴェージェフ首相は、2030年までの大陸棚開発プログラムを実施することにより、大陸棚における石油ガスの生産量が大幅に増大することになるという見通しを示した。すなわち、2011年の大陸棚での石油生産量が1,300万tであるのに対し、2030年には6,620万tに達する。天然ガスは、2011年の生産量が570億立米であるのに対し、2030年には2,300億立米を見込んでいる、という。

 さらに、こちらのニュースによると、閣議でメドヴェージェフ首相は、概要以下のように発言した。すなわち、今後世界でエネルギー革命が起きる可能性があり、その結果として石油ガスへの需要が急減する危険性に、ロシアは備えておかなければならない。世界では50~70年ごとにエネルギー革命が起こっており、しかる後にそうした革命が起きた際に、石油ガス産出国としての我が国の地歩がどうなるかはまだ分からない。仕事をしていかなければならない。大陸棚開発の号令とは若干矛盾するようにも思えるが、メドヴェージェフ首相は以上のように述べた由である。

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20120803rfe

 東洋書店より、『ロシア極東ハンドブック』が刊行されました。私​は大した役割を果たしていませんが、極東発展省に関する短いコラ​ムを執筆しています。定価3200円+税。

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 日本が勝つか引き分ければD組1位を確保し、準々決勝でC組2位のエジプトと対戦。日本が負ければグループ2位となり、C組1位のブラジルと対戦。昨晩のホンジュラス戦はこのような状況で迎え、日本としては優位かつ明確な状況だった。なでしこの3戦目の場合は「裏の試合の動向」という流動的な要素があったが、男子の方はやるべきことが非常にはっきりしていた。結果的に、昨晩のホンジュラス戦はスコアレスドローだったが、1・2戦目の勝利でそれでもOKな状況を作り出したわけであり、メンバーを落としながらきっちりと引き分けたことは評価できるだろう。サッカーの引き分けは、バドミントンの「無気力試合」なんかとは違うのだ。

 まあ、昨晩の試合については、さしたるコメントもないが、我が清水エスパルスから唯一選出されている村松がようやく出場機会を得て、大過なく1試合終えられて、良かったな、と。クラブではボランチを務めているのに対し、ホンジュラス戦では右SBとして起用され、そのせいか序盤は不安定なプレーが目立ったが、次第に落ち着きを見せ始め、得意のボール奪取や、大胆な攻め上がりも何度か披露した。清水ではバックパス専門の選手なので、試合終盤のディフェンスラインで球回しして時間を消費する局面では、普段の経験が生きたか?

 日本としては、プラン通りにホンジュラス戦で勝ち点1をとって、ブラジルとの対戦は避けられたわけだけど、昨晩のエジプトVSベラルーシ戦を観た感じから言うと、エジプトは侮れないよ。日本が苦手とするフィジカルの力強さもあるし、カウンターも速くて無駄がない。むろん日本チームが油断なんかしているはずはないけど、これは相当心してかからないと。

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20120802by_egypt

 C組の3ラウンド目、エジプトVSベラルーシはエジプトが3:1で勝利した。この試合、ベラルーシが勝つか引き分ければC組2位となり、準々決勝で(日本が有力視される)D組1と対戦するということで、本ブログでは一人キャンペーンを張ってきた。昨日などは、エジプトVSベラルーシ戦の前に、自分のHPに貼るための準備作業として、「祝!日本VSベラルーシの対戦実現」なんてバナーを作成したりしたんだけど、完全に徒労に終わった。我ながら、持っていない男である。

 昨晩は、試合結果以前の問題として、ネット生中継に関しイライラさせられた。昨日も本ブログで予告したとおり、こちらのサイトでネット中継を観ようと思ったのだけど、同サイトから進むことができたのはアラブ圏(エジプト?)の放送局の中継だったようで、むろん言葉は分からないし、画質も酷くて。しかも、映像・音声がすぐに止まってしまい、動画というよりも、汚い静止画のスライドショーを見せられているようだった。あまりに酷いので、ハーフタイムにどこか別の良いサイトはないかと思って探したところ、こちらの「FOOTBALL HD.ru」というのを見付けた。こちらの方は画質は多少マシだし、ロシア語のアナウンスというのも有難かったが、映像・音声が途切れがちなのは同じ。まあね、地球の裏側でやってる試合を、無料で、リアルタイムで観られるわけだから、考えてみれば画期的ではあるのだけれど、それにしても自分がこれだけ強く思い入れている試合は、有料でもいいから、もうちょっと良い環境で観たかった。

 なにせ視聴が静止画のスライドショーに近かったので、ちゃんとした戦評は書けないけれど、全体としてエジプトの圧勝であり、ベラルーシはほとんど歯が立たなかった。ゴールシーンだけ、こちらで動画を観ることができる。ベラルーシは引き分けでもよかったわけで、当ブログでは引き分け以上の確率は60%くらいかな、なんて呑気なことを言っていたわけだが、今となっては、不明を恥じる他ない。

 基本的に、ベラルーシ五輪代表チームの戦い方は、8人くらいで自陣にブロックを形成して守備を固めるというものである。前線には、ブレッサン(1.5列目)とコルニレンコ(トップ)が縦関係で並んでいて、ボールがとれたらまずブレッサンに渡してそこでタメを作り、彼から良い形で展開できた時だけ攻撃する、前の3~4人だけで少ない手数でシンプルに攻め切ると、そんなコンセプトのチームだった。で、昨晩のエジプト戦では、引き分けでもOKだったので、いつも以上に守備に重点を置き、前半はほとんど攻撃らしい攻撃は繰り出せなかった。ただし、その割には最終ラインは意外に高く、エジプトは前半から何度も最終ラインの裏へのパスを試みていた。特に、ベラルーシの左SBの後ろのスペースが狙われ、何度かピンチになりかけていた。

 結局、後半に入り、56分に案の定ベラルーシの左サイドが崩され、先制点を許してしまうのである。ベラルーシは、自陣にブロックを敷いている時には安定しているが、自分たちがボールを持って「いいこと」をしようとすると、無理なパス回しでボールを失い、大ピンチを招く傾向がある。前半は我慢して、後半から少しずつ攻撃の形を出して行こうというような考え方だったのだと思うが、そうしたとたんに失点してしまうのだから、皮肉なものである。はっきり言って、典型的なリアクション・サッカーのベラルーシにとって、先制点をとられるのはかなり致命的である。先制を許したあと、ようやく目が覚めたように反撃に転じ、枠内シュートも何本か放ったが、前がかりになったところをカウンターでやられるというお決まりのパターンで、73分、79分と立て続けにエジプトに追加点を許してしまう。ベラルーシはメンタルも見るからに弱く、87分にコーナーからようやく1点を返しても、ゴール前に転がるボールを掴みとってセンターサークルにダッシュしようとするプレーヤーは1人もいなかった。

 戦力が弱体な中で、コンドラチェフ監督の指導の下、守備に重点を置いた堅実な戦い振りで接戦をものにし、五輪の舞台までたどり着いたベラルーシだったが、やはりベスト8に名乗りを挙げる実力は持ち合わせていなかったと、言わざるをえない。まあ、世間一般の皆さんにとってはどうでもいいだろうが、サッカーの大きな国際大会で、日本とベラルーシが激突するなどというのは、30年に一度あるかないかの出来事だろう。個人的には、「あと一枚の壁を越えてさえくれれば」と嘆きたくなるのとともに、ベラルーシ代表の実力からするとその壁はとてつもなく厚かったという諦念も覚える。

 民衆パワーで革命を起こした国民と、独裁者の下で子羊のように暮らしている国民のパワーの違いが出たかと、捨てゼリフを吐いて締めくくっておく。

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 大した話題でもないが、自分のためのメモとして書き留めておく。こちらのニュースを眺めていたら、ロシア地域発展省の作成する地域ごとの投資魅力のランキングで、2012年1~5月に、チュメニ州が1位になったということが伝えられていた。

 地域発展省がそんなランキングを作成しているという話は初めて聞いたので、同省のウェブサイトをチェックしてみた。同省のウェブサイトというのがまた不親切な代物で、ちょっと探すのに苦労したが、一応それらしき情報を見付けることができた。こちらのページに、2012年6月4日付のプレスリリースが出ていて、2012年1~4月分の報告が開示されている。ページの下の方で、パワーポイントのファイルをダウンロードできるようになっている。当該の資料は2009年6月15日付の政府指令に沿って同省により毎月作成されているが、こうした形で公表されるのは隔月とか四半期に一度とか、そんな感じのようだ。1~5月の分は今のところサイト上で見付からないので、この1~4月の資料を吟味してみた。

 で、当該のパワーポイントを見てみると、次のような5つのカテゴリーごとに各地域の指数が弾き出され、それにもとづいて諸地域がランキングされている。具体的には、「社会・経済情勢」「経済のリアルセクター(実業)」「投資魅力」「住民の所得と雇用」「財政」の5つである。

 この中で、「投資魅力」のカテゴリーを見ると、確かにチュメニ州の発表にあるように(1~4月と1~5月という期間の微妙なずれはあるが)、同州がトップになっている。なお、残念ながらパワーポイントには各カテゴリーのベスト20の地域とワースト20の地域しか掲載されていない(間の40以上の地域が抜け落ちている)。ちなみにベスト20は以下のとおり。

1.チュメニ州
2.クラスノダル地方
3.レニングラード州
4.ネネツ自治管区
5.ヴォログダ州
6.ハンティ・マンシ自治管区
7.サハリン州
8.タタルスタン共和国
9.コミ共和国
10.サハ共和国
11.アムール州
12.クラスノヤルスク地方
13.ヤマロ・ネネツ自治管区
14.トムスク州
15.ユダヤ自治州
16.ケメロヴォ州
17.ベルゴロド州
18.カルーガ州
19.マガダン州
20.モスクワ州

 全体的に、辺境の鉱物資源産地が優位である印象を受ける。住民一人当たりの固定資本投資、建設作業、住宅建設、企業の利益率といった指標から、投資魅力の総合指数が弾き出されているようで、人口希薄な資源採掘地域が高い数字になりやすいものと推察される。外資企業が消費関連のビジネスをしたり、工場を建てたりする上では、ほとんど参考になりそうもない。

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 こちらのニュースによると、ロシア農業省は今穀物年度の穀物収穫高の見通しを下方修正する方向であるという。従来の見通しでは収穫高は8,000万~8,500万tとされていたが、それが干ばつの影響で7,500万tまで引き下げられる可能性がある。その場合、在庫を考慮した資源量は9,330万t、国内消費は7,030万t、2013年7月1日時点での在庫を1,100万tとすると、輸出能力は1,200万tとなる(従来の見通しでは1,600万tだった)。

 現在ロシアでは20の地域(連邦構成主体)で干ばつが発生しており、うち10地域では非常事態が宣言されている。播種面積の12%に相当する530万haが被害を受け、暫定的な被害額は300億ルーブルに上っている。

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20120801baga

 今晩、関塚ジャパンがD組首位をかけてホンジュラスと対戦するが、それにさきがけて、22:30からC組のベラルーシVSエジプト戦が行われる。日本がD組首位を確保すると仮定すると、このベラルーシVSエジプト戦の結果によって、日本の次の対戦相手が決まるわけである(ベラルーシの勝利または引き分けで、D組1位の日本とベラルーシが対戦することになる。ベラルーシが負けると日本の対戦相手はエジプト。ニュージーランドがブラジルに大勝でもすれば同国が出てくる可能性もあるが、まずありえないだろう)。まあ、あまり先のことは考えない方が良いという説もあるが、日本の今後の戦いを展望する上で重要なこのベラルーシVSエジプト戦にも、ぜひ注目していただければ幸いである。おそらく、またこちらでネット生中継をやるはずなので、ちょうど日本戦の前の時間帯でもあるし、ご興味のある方はぜひどうぞ(先日のパターンでは、このページを開くと、「カナール(КАНАЛ)」という表示がいくつか出てきて、その中から適当なものを選ぶと中継にアクセスできた)。

 さて、運命の一日の気分を盛り上げるために、記事を1本紹介したい。こちらのサイトで、ブラジル戦直後にベラルーシ代表MFのD.バーガ(ニュージーランド戦で決勝のヘディングシュートを決めた選手)がインタビューに答えている記事を見付けたので、同選手の発言要旨を以下のようにお伝えする。

 当然のことながら、ブラジルはニュージーランドよりもはるかに手強かった。ただ、ベラルーシは最終的には負けてしまったものの、前半は悪くなく、1点とり、同点のまま前半を終えることができた。ブラジルはファンタスティックなレベルのチームだが、我々はきちんと守備をし、先方にそれほど多くの決定機は作らせなかった。しかし、後半に勝ち越されて勝ち点1を逃してしまったということは、我々はまだブラジル・クラスのチームと1試合を通して対等に渡り合う力はないということだと思う。

 (G.コンドラチェフ監督の戦術が機能したということ?)そのとおり。我々は相手にそれほど多くのチャンスは与えなかった。ネイマールにフリーキックを決められて勝ち越されてしまったわけだけど、あのレベルの選手にフリーキックを蹴られたらどうしようもない。ネイマールはファインゴールを決め、それによってすべてが変わってしまった。

 (監督はブラジル戦前に何と言っていた?)ブラジルは強いが、我々はブラジル相手でも戦うことができる、自分たちの力を信じて何も恐れることはない、守備ではコンパクトにして敵にフリーのスペースを与えないようにしよう、という指示だった。

 (ブラジル戦で、君をはじめとするMFたちの主な役割は、敵がペナルティエリアに入る前に止めるという、ある意味分かりやすいものだったけれど、止めるのに一番苦労した相手は誰?)ブラジルの選手は皆優れたプレーヤーだ。誰か一人を挙げるのは難しく、フッキにしてもパトにしてもネイマールにしても本物のスターだけど、それぞれプレースタイルが違う。その3人も、他の選手も、相手をかわしてシュートを決める力を持っている。

 (ブラジル戦は体力面ではしんどかった?)むろん疲れていたが、ボロボロというわけではなかった。ずっと相手にボールを持たれた状態が続くと消耗してしまい、我々にゴールを決める体力が残っていなかったのは残念だ。

 (終盤にカウンターから点を決めるチャンスがあったけど、生かせなかったのは、疲れから?)その質問に今の時点で明確に答えることは難しく、検証してみる必要がある。

 (ブラジルに負けたことで自信を失い、次の試合に引きずるようなことは、ないんだね?)そういうことはないと願いたい。エジプトのことはまだ分析していないので、我々にどれくらいチャンスがあるか、語るのは早計だろう。しかし、我々がニュージーランドに勝ったのに対し、エジプトは同国と引き分けたという意味で、我々には優位がある。今必要なのは、休息しリカバーすることだ。7日間で3試合というのは確かに体力的に厳しいが、条件はどの国も同じだ。

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 サッカー女子では、なでしこジャパンがグループステージの最終戦で、南アフリカとスコアレスドロー。裏のスウェーデンVSカナダも2:2引き分けだったので、日本はグループ2位で決勝トーナメントに進出し、ブラジルと準々決勝を戦うことになった。

 昨晩のなでしこの試合は恐ろしく見所が乏しかったが、よく考えてみると、日本サッカーにとって歴史的な日となった。おそらく初めてであろう、大きな国際大会で、日本がグループステージ2試合目にして決勝トーナメント進出を決め、3試合目は裏の試合の状況と来たるべき対戦相手や諸々の条件を考慮しながら試合をコントロールし、意図的に引き分けを選択したのである。日本代表チームが、これほどの贅沢ができるようになったとは、実に感慨深いではないか。(と、書いた後に知ったが、メキシコ五輪の時も、同じような状況があったらしい。こちら参照。)

 昨日の場合は、レギュレーションの関係で、日本にとっては1位通過よりも2位通過の方が都合が良かった。そして、日本が南アフリカと引き分けさえすれば、裏の結果にかかわりなく、日本は2位になるというシチュエーションだった。ただ、裏でスウェーデンが勝ってくれれば、日本は勝利でも2位だった。ファンの期待に応え、またチームに勢いを付ける意味でも、勝つに越したことはない。昨晩は実際に、スウェーデンが試合開始早々に2点を挙げたので、日本も普通に点を獲りに行ける状況が生じた。もっとも、控え選手中心のなでしこはいつもの冴えが見られず、これまで私が観戦した中では最も凡庸な戦い振りだった。ところが、事態が急変する。裏の試合で、試合の終盤に、カナダがスウェーデンに追い付いてしまったのである。確か試合時間残り10分くらいだったと思うが、選手に指示が伝えられて、ここで初めて、なでしこは明確に引き分け狙いに転じた。バックラインでボールを回し、時間を消費し始めた。

 引き分け狙いと言っても、相手もあることだし、言うほど簡単ではない。フェアプレーの精神には反するので、あまり露骨にやるわけにもいかない。(ただ、試合後の記者会見で、佐々木監督が、自分たちの狙いを率直に述べていたのは、少し意外だったが。) 引き分けOKということを考慮しても、なでしこのプレーはぱっとしなかったが、状況に応じてスコアレスドローを演じ切ったという意味で、彼女たちは良い仕事をしたのであり、これは歴史的な一戦だったと言えるだろう。

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 国連では、2000年9月のニューヨークでの国連ミレニアム・サミットで「国連ミレニアム宣言」を採択し、各国における「絶対的貧困率」の大幅削減を目標に掲げている。先日、国連のウクライナ支部が発表したプレスリリースによれば、ウクライナでは絶対的貧困率の低下が見られるという。こちらの記事などが伝えている。プレスリリースはこちらで読むことができる。これによれば、ウクライナの絶対的貧困率(所得が最低生計費を下回る国民の比率)は、2010年1~9月の18.5%から、2011年1~9月には15.2%に低下した。一方、相対的貧困率は、同じ時期に25.1%から24.6%に低下した。子ども手当が引き上げられた結果、子供のいる世帯の貧困率が改善に向かったことが、その背景にある。

 下図は、ウクライナ統計国家委員会の刊行物にもとづき、2010年(通年の数字なので上記の1~9月の数字とは若干異なるようである)の絶対貧困率を、地域別に比較したもの。貧困率が例外的に低いのは、軍港都市のセヴァストポリ市と首都キエフ市。その他の地域では、重工業が盛んな東部・中部で貧困率が相対的に低く、農村の比重が大きい西部および南部で高いという傾向が明瞭に見て取れる。

20120801uaincome

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 やや紹介が遅れたが、こちらのサイトに、ニュージーランド戦で1:0勝利した直後のベラルーシ代表G.コンドラチェフ監督のインタビューが出ているので、発言要旨を以下のようにまとめておく。

20120731kondr

 試合開始直後は、選手たちはとても緊張していたが、(前半ロスタイムに)得点を決めた後は落ち着いていた。後半は、言うまでもなく、追加点をとれなかったのは残念である。大勝すべき試合だった。ただ、それでも私はゲーム内容に満足しているし、ましてや結果には満足だ。

 (選手は緊張していたという話だが、貴方自身は怖くはなかったのか?)むろんだ。私は試合前には常に緊張する。何度も言っているように、どこで誰と戦っても、常に勝ちたいと思っているので。

 (多くの専門家は、S.コルニレンコとR.ブレッサンは新しいチームに溶け込むのには時間がなさすぎると指摘していたが、両者のプレーはどのように評価を?)そうしたことを言ったのは専門家ではなく、ひがみ屋か、単なる妨害犯かである。少なくとも私は彼らを専門家とは思わない。正常な人間なら、コルニレンコやブレッサンについて、決して悪いことは言わないはずである。

 (NZ戦では確かにチームは良かったが、より強いブラジルと戦うに当たって、チームに伸び代はあるのか?)ある。私には見えている。ゲームごとに成長しようと努力しており、幸いにもそれに成功している。

 (ベラルーシは格下の相手と戦うのが下手という評があったが、NZ戦では67%もボールを支配したが、そのあたりは?)格下との戦いもできるし、そのように努力している。むろん、ブラジル戦はまったく違う戦いになるが。NZ戦でも多くの決定機を作ったわけで、あとは決めるだけだ。

 (まさにその点が問題で、ベラルーシ代表については常に決定力不足が指摘されるが?)その点は運が大きくものを言う。数センチのことで決まる。NZ戦のコルニレンコのシュートシーンにしても然り。能力の問題だけでなく、運もあるわけで、NZ戦ではそれがなかったということ。

 (NZ戦の不満は?)どんなチームにも良くないシーンはあるが、正直今はそれについて語りたくない。

 (ブラジルVSエジプト戦は観戦できた?)今我々はバスに乗ってマンチェスターに向かっている。向こうに着いたら、分析する。ブラジルVSエジプト戦はA.ヴェルゲエンコ(コーチ?)が現地で偵察しており、録画もあるから、大丈夫だ。

 (ベラルーシは現時点でヨーロッパのチームとして最高成績だが?)マジで? 知らなかった。ただ、そんなことよりも我々は、グループステージ突破に集中したい。

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 『エクスペルト・ウクライナ』誌の2012年1月23日号に、ウクライナの国外出稼ぎ事情に関するまとまった記事が出ているので、以下骨子を整理しておく。

 ウクライナ中銀の統計によれば、近年国外で出稼ぎをするウクライナ人労働者によるウクライナ本国への仕送りは、年間60億~70億ドルに上っている。ウクライナ人の建設労働者や介護士たちは、国内で失業しているよりは、たとえ給料が下がっても、外国で働き続けることを選んでいる。出稼ぎ先で仕事がなくなれば、ウクライナに戻るのではなく、他の外国や地域に職を求める。

 ウクライナ科学アカデミー社会学研究所の調査によれば、ウクライナの成人の10人に1人は少なくとも一度は国外で出稼ぎをした経験がある。現在国外で働いている人数は評価が分かれているが、250万から700万人に上ると見られる。その80%以上は非合法である。ヨーロッパ各国がウクライナに割り当てる合法的な労働移民の数を削減するのに反比例して、非合法出稼ぎの数が増える。

 公式統計によれば、ウクライナの労働者が滞在している人数が多い国は、キプロス14.1万人、ギリシャ10.3万人、リベリア5.4万人、英国4.3万人、などとなっている。しかし、『エクスペルト・ウクライナ』が各種のデータを用いて集計したところ、2000~2011年にウクライナ人労働者が実際に出稼ぎに出た国の内訳は、以下のとおりとなる。ロシア:58.1%、ポーランド:11.6%、イタリア:9.7%、スペイン:5.8%、チェコ:4.9%、ポルトガル:3.9%、ギリシャ:3.9%、トルコ:1.4%、米国:0.8%。経済危機前はチェコやギリシャが人気があったが、現在両国で働くウクライナ人は少なくなっている。

 西欧および中東欧諸国では、過去2年間、職を探すのが難しくなり、新規の労働移民の流入は少なくなった。とくに、雑役係、建設労働者、清掃作業者、料理婦である。一方、経済危機の影響が少ないのがベビーシッター、介護士。EU諸国では出稼ぎの賃金も低下し、ギリシャなどでは半減した。ロシアの大都市部では求人は多く、ウクライナ人は建設、小売り、運輸などの分野で働いているほか、石油採掘地域でも需要がある。ロシアでのウクライナ人の稼ぎは良く、平均で月1,000ドルに達し、増大基調にある。チェコなどでは失業に直面したウクライナ人が菓子屋・商店などのビジネスを始めたりしている。

 ウクライナでは人口の高齢化が進み、1人の現役世代が1人の年金生活者を支える構図となっているので、若い働き手が国外に出てしまうのは深刻な状況であり、きわめて急進的な年金改革を行ったところで事態の解決にはならない。今後は、ポーランド人が英国やドイツに出て、ウクライナ人はポーランドに出て、そのウクライナにはアジアやアフリカの移民が来るというシナリオが考えられる。

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 こちらのニュースなどによれば、ロシアはこのほど、自動車に対する「リサイクル税」を導入した。「生産・消費廃棄物についての法律」および税法典の改正案を、7月13日に連邦議会の下院が可決し、同18日に上院が承認、29日にプーチン大統領が署名して成立したものである。

 新政策は、ロシアのWTO加盟をにらみ、そのルールの枠内で国内産業を保護するという意味合いのものとみられる。リサイクル税は2012年9月1日から、ロシアに輸入される、またロシア領内で生産されるすべての自動車に対して課せられる。ただし、難民や移住者の本国帰還時や外交官の車など一部の例外措置はあり、またカリーニングラード州経済特区で通関手続きが行わる車も除外される。下院産業委員会のV.グテニョフ副委員長の説明によれば、リサイクル税は自動車の価格に含まれ、自動車生産者や輸入業者が納税を行う。産業・商業省および経済発展省の試算によれば、リサイクル税の額は乗用車の新車で2.0万~4.5万ルーブル、トラックで15万~40万ルーブルとなる見通し(現在1ルーブル=2.43円)。中古車には4倍ほどの係数をかけた割高の税率が適用される。ただ、別の法案提出者であるA.コゴギナによれば、今回の新税により自動車価格が高騰することはなく、ロシアのWTO加盟に伴う関税引き下げを考慮すると、下がる場合もあるという。

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20120730bybrazil

 日本のテレビ放送では後日録画放送をするだけのベラルーシVSブラジル戦を、何とかしてライブで観る方法はないだろうかということで、ネットで探ってみたところ、一応ソリューションを見付けた。ロシアのこちらのサッカーサイトから辿って、ネット中継を観ることができた。実際にはそれはフランスのテレビ局による放送であり、アナウンスが分からないし、画面も小さいし、試合を堪能したという満足感は得られなかったが、まあだいたい試合の様子は分かった。

 結果的には、3:1でブラジルが勝利。私は当該のネット中継サイトを見付けるのに手間取り、接続できた時にはもう1:0だった。「何だよ、ベラルーシもう1点とられたのかよ」と思ったが、よく見たらベラルーシがリードしていて、ビックリ。リプレーを見たら、試合開始早々の8分に、センターリングをブラジルからの帰化選手であるFWブレッサン(写真の10番の選手)が頭で決めて、ベラルーシが先制したようだ。しかし、そのお返しとばかりに、ブラジルのパトがヘディングシュートを決めて、同点に。全然崩された場面ではなかったのだが、パトがベラルーシのDFラインとの駆け引きだけで挙げたような同点弾だった。その後、基本的にはブラジルが試合を支配したものの、ベラルーシ側としては「やられてる感」はそれほどなく、私などはこのままドローもありうるかななんて希望を抱き始めた。しかし、65分ゴール前のフリーキックをネイマールに直接決められてブラジルが逆転、後半ロスタイムにはネイマールのドリブル突破とヒールでの落しを受けてオスカルが駄目押し点を叩き込み、最後は力の差を見せ付けられた形で、3:1で試合終了。ちなみに、冷静に状況を整理してみると、昨日の場合は、ベラルーシが1:1の引き分けに終わっても、大差で負けても、勝ち残りのためにはほぼ違いはなかったのだが(いずれにしても一次リーグ最終戦で引き分け以上の結果が必要という意味で)。

 この試合を観た個人的な印象としては、何やら古典的な欧州VS南米対決という感じが強くした。かつては、「組織の欧州と個人技の南米」という対決構図で語られたものだが、最近では欧州選手も個人技は巧みだし、南米チームも戦術が高度化して、そういう明確な色分けは薄れている。しかし、昨日の試合に限っては、ベラルーシは組織しかないチーム、ブラジルは個人技しかないチームであり、その対決を観ていると、何となく一昔前のトヨタカップみたいだった。

 ベラルーシの現地マスコミは、この試合に関し、負けたのは残念だったが、ベラルーシ代表ほぼプラン通りに進んでいる、ブラジル相手にビビることもなかったとして、好意的に評価している。

 余談ながら、このベラルーシVSブラジル戦の笛を吹いたのは、日本の西村主審だった。我が清水エスパルスの天敵であり、先日清水ホームの試合で西村主審のロンドン五輪派遣壮行セレモニーが行われた際には、清水サポから盛大なブーイングが送られていたと聞く。そういえば西村氏、2010年W杯でもブラジルVSオランダ戦を担当し、ブラジル選手のラフプレーに対し一発退場の判定を下していた。いまやブラジルのサッカーファンの間では一番有名な日本人かも(?)。まあ、嵐を呼ぶ男こと西村氏も、昨日の試合では特に何もやらかすこともなく、試合は平穏に終わった。

 さて、既報のとおり日本はD組首位を守った。一方、ベラルーシはブラジルに敗れてしまったものの、同組のライバル・エジプトがニュージーランドと引き分けるという失態を演じたため、ベラルーシのC組2位通過の可能性はさらに高まっている。日本は次の試合で引き分け以上でD組1位、ベラルーシも引き分け以上でC組2位となるわけであり、夢の日本VSベラルーシ対決がより一層現実味を帯びてきたと言える。ざっくり言うと、日本が引き分け以上の確率が70%、ベラルーシが引き分け以上の確率が60%といったところで、40%くらいの確率でその対戦が実現すると期待していいのではないか(1回戦終了時点では25%くらいの確率と考えられた)。まあ、最初はベラルーシとやりたいというごく個人的な願望でそう言っていたのだけれど、昨日のベラルーシVSブラジルの試合を観たら、日本が決勝T1回戦でブラジルと当たるのはヤバい。日本の右サイドがネイマールに切り裂かれるのが目に浮かぶようだ。一方、ベラルーシとの対戦ならば、日本はかなりの確率で準決勝に進出でき、すなわちメダルが見えてくると思う。

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 私は深夜に放送されるサッカーは録画して早朝に観ることが多い。UEFAチャンピオンズリーグなどは、だいたいそのパターンだ。なるべく朝型の生活習慣を心がけたいと思っているので。昨日の日本VSモロッコ戦のように、25時~27時というあたりが、起きて観てみようと思うギリギリの線かな。昨晩は、遅くまで起きていた甲斐があって、日本が永井の殊勲弾で1:0勝利した。しかし、あんな試合観ちゃうと、交感神経が刺激されすぎて、試合終了後すぐに寝ようとしても、なかなか寝付けなくて。

 しかし、モロッコはやりにくい相手だった。重戦車系というかパワー突進型の選手が多く、日本のプレーヤーが球際で競り負けることが多かった。後半になると、日本側もある程度対応に慣れ、速攻で相手ゴールを脅かすようになる。あのままスコアレスで終わったとしても、決して悪い結果じゃなかったと思うけど、終了間際に1点とって勝ってしまうというのは、このチームの勢いを感じる。スペイン戦とはまた別の、厳しい戦いを制したということで、選手たちの自信にも繋がるだろう。あとは、中2日の連戦で先発陣の疲労も大きいようなので、もうちょっと控え選手を上手く使ってくれればと思うが(特に宇佐美あたり)、どうだろうか。

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 ロシア・ウクライナ・ベラルーシは、ソ連時代から離婚率が高いことで有名である。結婚の敷居が低い分、離婚も簡単にしてしまうという伝統がある。これには、ソ連時代に社会保障が充実し、男女同権であったことが、大いに影響していると考えられる。

 ウクライナの公式統計を見ると、離婚率は趨勢的に低下傾向にあるようだ。ウクライナの離婚率(人口1,000人当たりの離婚件数)は、2000年には4.0であったものが、数字が得られる最新年の2009年には3.2にまで低下している。

 ウクライナの離婚事情については、こちらの記事が詳しい。これによると、上述のように確かに離婚率は低下しているものの、2009年の3.2という数字は、ロシアの5.0、ベラルーシの3.8に次ぎ、依然としてヨーロッパで3番目に高いという(ちなみに、こちらによれば日本の当該値は2010年現在で1.99)。2009年の離婚率がかつてなく低下したことに関しては、経済危機で人々が家族の絆を求めたと指摘する専門家もいる(このあたりは日本の震災後の状況に似ているかもしれない)。しかし、全体として、ソ連時代のように生活が保障されなくなり、かつてほど簡単に離婚するわけにはいかなくなったという客観的な事情があるようだ。失業や、住む場所を失ってしまうことを恐れ、我慢して結婚生活を続ける向きが増えてきたのだと見られる。なお、ウクライナでは、両親が離婚した場合に、子供の92%は母親が引き取り、5%は父親、残り3%は他のパターンとなっている。しかし、西ウクライナでは父親の親権を認める判決が下りる場合も少なくない。

 一方、こちらの記事は、ザカルパッチャ、イヴァノフランキウシク、リヴィウといった西部の州では、離婚率が全国平均に比べてはるかに低いことを伝えている。ヨーロッパではカトリック圏ほど離婚率が低いというパターンがあるので、このウクライナの地域傾向は合点が行く。

 なお、上述のとおり、ウクライナの公式統計では最新の離婚率は3.2とされているが、こちらの記事はそれとは違う数字を掲げている。オーストリアのDie Presseというメディアに掲載されたデータでは、ウクライナの離婚率は5.3となっており、ロシアの5.0を凌いで、ヨーロッパで最高の離婚率となっている、ということである。

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