私がここ半年ほどロシアの政策でわりと集中的に情報を集めていた「ナショナルプロジェクト」というものがある。それで、これはフェイスブックページで情報が流れてきたので、出所を示すことが難しいのだが、このほどロシア国民のナショナルプロジェクト認知度に関する世論調査が行われたそうである。その結果、ナショナルプロジェクトと称するものが存在するということを聞いたことがある国民は、44%しかいなかった。さらに、それがどのようなものか理解しているのは、7%だけだった。
それで、ナショナルプロジェクトごとの認知度は、以下のようになっている。何と、私の研究対象である「国際協業と輸出」がビリ、次に関心のある「基幹インフラ近代化・拡張総合計画」がブービーという結果になっている。こんなロシア人も誰も知らないような政策を研究する意味があるのかという気がしてきた。
- 保健:26%
- 教育:20%
- 住宅と都市環境:16%
- 人口:16%
- 環境:14%
- 文化:12%
- 科学:11%
- 中小企業支援:11%
- 安全で質の高い道路:10%
- デジタル経済:8%
- 労働生産性・雇用支援:5%
- 基幹インフラ近代化・拡張総合計画:4%
- 国際協業と輸出:2%
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