さしあたりこちらの記事にもとづいてお届けすると、ウクライナでロシア語の取り扱いをめぐって政局が緊迫している。ウクライナではウクライナ語が唯一の国家言語であることが憲法によって定められているが、ヤヌコーヴィチ現大統領は選挙戦の際にロシア語に第2の国家言語のステータスを与えることを公約していた経緯がある。そして、このほど「言語政策の基礎について」と題する法案がウクライナ最高会議(議会)で審議され、6月5日に第1読会で可決された。法案は、ロシア語を母語とする住民の比率が10%を上回る地域でロシア語を地域言語として認定することをうたっており、そうしたところはウクライナの27地域中13に上る。民主野党側は反発を強めており、ティモシェンコ派のリーダーであるO.トゥルチノフ氏はウクライナ全土で無期限の抗議運動を開始すると表明した。
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