仕事上の大きな懸案がようやく一つ片付き、ちょっとぐったりしているところ。
最近のエンタメ界の話題と言えば、NHK大河ドラマ「平清盛」の視聴率が低迷しているというものがある。でも、私、観てますけどね、平清盛。確かに、ものすごく良いという感じはないけど、かと言ってそんなに酷いとも思えない。個人的に、昨年の「江〜姫たちの戦国〜」はあまりに酷くて3~4回観てやめたが、今年は今のところ続いているので、「歴史的低視聴率」が話題になったりするのは、ちょっと意外。「江」とか「篤姫」とか「義経」(笑)とか、ああいう学芸会っぽい大河に比べれば、ずっと良い。
「平清盛」については、「画面が汚い」ということがしばしば話題になる。そもそもテクノロジー的に言うと、「平清盛」は、「竜馬伝」や(これは大河じゃないが)「坂の上の雲」と同系統のフォーマット。私は最初「竜馬伝」であの画面を観た時に、フィルムテイストにするためにわざと画質を落としているのかと勘違いしたのだが、逆にハイビジョンを越えた超高精細な撮影法で(名称忘れた)、陰影豊かな情感に溢れた描写が可能になるすごい代物らしい。私はてっきり、今後大河はすべてこれで行くのかと思ったのだが、「江」で普通のハイビジョンに戻ってしまい、おバカ風の演技と相まって、同作の安っぽさを増幅していた。よって、「平清盛」が竜馬テイストに戻ったことは、私としては歓迎である。で、「平清盛」では、実は平安時代の空気感はこんな感じなんですよということを表現するために、穀物の粉のようなものをあえて空中に漂わせているらしく、登場人部の身なりもあえて薄汚れた感じにして、リアリティを追求しているようだ。それが、一部で不評となっているらしいのだが、別にいいではないか。
まあ、ストーリー的に言えば、一般の視聴者は派手な源平合戦を観たいはずで、現在のところそれに至る伏線を描いており、その伏線の部分が冗漫すぎるという感じは、確かに否めないかな。
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