ロシア中央銀行が政策金利を10月28日から21.0%へと引き上げたことが割と衝撃的だったので(それまでの19.0%から2.0%ポイントの引き上げ)、金利の変遷を辿った上図を掲載しておく。
それで思い出したのだが、まだ9月のロシア消費者物価を取り上げていなかったので、遅ればせながらグラフを掲載する。9月のロシア消費者物価は、前月比0.48%増、前年末比5.78%増、前年同月比8.63%増であった。趨勢はそんなに変わらないが、年率10%に迫るインフレが定着しており、金融当局としては「火消しを」ということなのだろう。ただ、インフレ率の2倍以上の高金利というのは非常に厳格な措置であり、物価統計が示唆する以上に、経済の歪みは深刻なのかもしれない。
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