ベラルーシで日本人が逮捕され、同氏が罪を自白し、「東京からのサムライの失敗」と題するドキュメンタリーまで作成された件。メディアから色々とコメントを求められているが、全部断ることにした。唯一、共同通信にはコメントを寄せたが、それは友人の小熊君の頼みだったので(笑)。他は、全部お断りすることにする。
くだんのドキュメンタリーを一応観てみたが、だいたい予想どおりの雑なでっち上げという感想である。あまりに低レベルで、論評や分析にも値しない。拡散したくもないので、リンクも貼らないことにする。
逮捕されてしまった日本人の方は、個人的に面識はないが、日本とベラルーシの間で何かビジネスはできないかと、模索されていたのだと思う。そうなると、中国企業の動きとかを視野に入れざるを得ず、中国の一帯一路政策、それとの関連で鉄道輸送などに関心を抱いたのではないか。ごく普通の好奇心にもとづき、鉄道や橋などの写真を撮った。それを根拠に、諜報活動だとのストーリーをベラルーシ当局にでっち上げられてしまったのではないかという気がする。
今回の事件は、私にとって、あまりに生々しすぎる。余計なことを言えば、逮捕されたご本人、日本大使館などに迷惑がかかるかもしれない。そして、自分自身の身にも、何が起こるか分からない。
大きな憤りを覚えるが、たちの悪い野良犬に噛まれたと思って諦めるしかない。騒ぎ立てず、忘れるのが一番ではないか。というわけで、本件についてのメディア対応はお断りする次第です。
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