2024年4月29日付の英エコノミスト誌に、興味深いグラフが掲載されていた。ロシアが軍需産業を稼働させる上で必要な重要物資、工作機械、半導体等々を、どこから輸入しているかを図示したものである。なお、単位は取引件数ということであり、当然1取引で複数個を輸入しているケースはあるということである。元データは、米国の戦略国際問題研究所ということである。ただし、2023年7月で止まってしまっているのが惜しいのと、2023年2月以前の数字が不自然という気がしないでもない。いずれにしても、現状でロシアが中国から重要物資を調達して軍需産業を回している構図は、見て取れる。
関連して、こちらの記事によると、7月にブリンケン米国務長官は、ロシアの軍需産業を主に支えているのは中国からの供給であり、ロシアは工作機械の70%、マイクロエレクトロニクス製品の90%を中国から輸入していると指摘した。
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