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 こちらの記事によると、現在ウクライナやルーマニアなどの黒海沿岸地域では気温が40℃を超えるような強烈な熱波が発生しており、作物に深刻な被害が出ている。

 記事によれば、ルーマニア政府は本年、農家、特にトウモロコシとヒマワリの栽培農家に対して、5億ユーロの補償を検討しており、一部はEUから支給される。それに対し、戦時下3年目のウクライナには、そのような手段はない。代表的な事業者のカーネルは、この暑さが8万ヘクタールに作付されたトウモロコシの一部を駄目にしていることを明らかにしている。ウクライナの気象当局は、この熱波によってトウモロコシの収穫量が30%も減少すると予想、「この暑さに耐えられる穀物栽培方法はない」とコメントしている。とうもろこしの生産量が落ち込むと、備蓄が打撃を受け、国際的に飼料コストが高騰する可能性がある。アフリカへの穀物輸出を含め、食料安全保障に対する広範なリスクが露呈することになる。


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